第11回男子アジアハンドボール選手権 
 兼第19回男子世界選手権チュニジア大会アジア予選(2005年) 試合結果


試合結果  第1日(2/12(木))    第2日(2/13(金))    第3日(2/14(土))    第4日(2/15(日))

        第5日(2/16(月))    第6日(2/17(火))    第7日(2/19(木))  

        第8日(2/20(金))    第9日(2/21(土))



第9日(2月21日(土))

  < 決 勝 >

    クウェート   28 (16- 9, 12-15) 24   日  本
    (A組1位)                   (A組2位)


      日本男子堂々の2位


       両者互角の立ち上がりとなったが、7mTの失敗や相手GKの攻守に阻まれてクウェートのペースで試合は進み、予選リーグと同じ
       展開となった。予選リーグで負けている相手であり、この試合に勝って優勝したい日本であったが、焦る気持ちがミスにつながり点差
       を広げてしまう。結局9−16と7点ビハインドで前半を終了する。
        後半に入っても相手のペースで試合は進み、点差を縮められず敗色のムードが漂ったが、セットでの野村の活躍で日本はクウェート
       に食い下がる。そして日本はクウェートの足が止まりはじめたのをきっかけにデフェンスを固め、速攻に転じるスピード攻撃で勝負に出
       てこの作戦が見事に的中。日本のスピード速攻が決まりだし、みるみるうちに3点差まで詰め寄った。このまま逆転ムードであったが、
       1点差の場面ではレフェリーの笛に苦しめられどうしても追いつくことができず、終盤のオールコートマンツーマンも及ばず、結局24−
       28で敗れ優勝を逃した。

      決勝戦では同じ相手に同じように負け課題が残ったものの、1991年大会以来の2位を獲得し、中東各国に“日本強し”をアピールする
       ことができた。そして何よりもこの危険な状況の中、中東の地で勇敢に戦った選手達の強い精神力は特筆され、まさに真の“日本代表
       選手”と呼ぶに相応しい活躍であった。
        ここで得た自信をもとに、次回の大会でクウェートへのリベンジを誓い、更には世界選手権での活躍を目標として新たなるチャレンジを
       したい。

        【日本の得点】 野村6、 山口5、 中川4、 岩本3、 宮崎3、 下川1、 田中1、 東1




   <3−4位決定戦>

     カタール      27 - 26      バーレーン
     (B組1位)               (B組2位)



第8日(2月20日(金))

  <7−8位決定戦>

     イ ラ ン      28 - 27       ヨルダン
     (A組4位)                (B組4位) 



  <5−6位決定戦>


    アラブ首長国連邦   25 - 29   サウジアラビア
      (A組3位)                 (B組3位)




第7日(2月19日(木))

   <準 決 勝>

     日  本    27 (15-13, 12-10) 23    カタール
     (A組2位)                   (B組1位)


        
日本、カタールを破り、4大会ぶりの世界選手権出場を決める!!


           アジア選手権準決勝のカタール戦は、岩本のサイドシュートで日本が先制。その後もキャプテン中川を中心とした小気味よい
         攻撃でリードを保ち続けた。カタールも地元の熱狂的な声援を背に、日本に決定的なリードを許さず奮闘。前半は15−13と日本の
         2点リードで折り返した。
           しかし、ハーフタイムにジャッジに不満をもった地元・カタール協会が執拗な抗議をし試合は一時中断、約2時間後に後半がスタ
         ートとなった。
          モチベーションの低下など、精神的な影響が心配されたものの、短時間に気持ちを切り替えた日本セブンは、中川のミドル、下川
         の速攻で好ダッシュ。再び2点差に迫られる場面もあったものの、山口、羽賀、永島らディフェンス陣も懸命に踏ん張って、ジワジワ
         とリードを広げ、27−23と4点差でタイムアップ。感動のクライマックスを迎えた。
          中東ならではの厳しい戦いを強いられながらも、気持ちを切り替え、たくましく戦った日本セブンに、惜しみない拍手を贈りたい。

           【日本の得点】 中川8、田場、下川4、岩本、山口、宮崎3、永島、松林1



      クウェート    29 (18-10,11-11) 21    バーレーン
      (A組1位)                     (B組2位)



第6日(2月17日(火))

  <A 組>

      アラブ首長国連邦   31 (15- 9, 16-11) 20   オマーン
      (2勝2敗)                         (3敗)

     クウェート    35 (19-13, 16-14) 27     イ ラ ン
       (4勝)                        (1勝3敗) 



     【A組順位】
        1位  クウェート
          2位  日 本
          3位  アラブ首長国連邦
          4位  イラン
          5位  オマーン


        この結果、クウェート、日本が決勝トーナメント進出。



  <B 組>

      バーレーン   28 - 21   ヨルダン


     【B組順位】
          1位  カタール
          2位  バーレーン
          3位  サウジアラビア
          4位  ヨルダン





第5日(2月16日(月))

  <A 組>

     クウェート   39 - 24   オマーン
       (3勝)              (3敗) 



     日  本    28 ( 9- 9, 19-12) 21    イ ラ ン
      (3勝1敗)                   (1勝2敗)


         予選リーグ最終戦を勝利で飾りたい日本は、上背のあるイランの一線ディフェンスにポストの動きを止められ、また相手GKの好守に
        あい、思うように得点が伸びず9−9で前半を終了する。
         後半に入り、エース宮アが大爆発。個人技が冴えわたり、一気にイランを引き離す原動力となった。守っても山口、羽賀を中心とした
        DF陣が頑張り、積極的なディフェンスでイランの攻撃を押さえた。イランを下し、グループ2位が確定。ベスト4進出が決定した。

        【日本の得点】   宮崎7、 山口・田場・中川4、 岩本3、 松林・永島2、 田中・羽賀1




  <B 組>

     カタール    24 (11-10, 13-11) 21    サウジアラビア




第4日(2月15日(日))

  <A 組>

      日  本    35 (17-12, 18-11) 23    アラブ首長国連邦
     (2勝1敗)                      (1勝2敗)  


         日本にとっては負けると後がない大事な試合。守りながらの速攻を武器とする相手に対し、日本は山口のポストプレーを中心に
        確実なセットオフェンスで攻めて優位に立った。後半、相手の3:3ディフェンスでリズムを崩しかけたものの、GK高木の好守や田中
        の積極的な攻撃で持ち直し、リードを広げた。
        日本は60回を超える攻撃回数を記録し、大量35点をマーク。一気に重苦しいムードを振り払った。


      【日本の得点】   山口6、 中川・田場5、 宮崎・田中4、 下川・羽賀3、 松林2、 阿部・岩本・東1



  <B 組>

     カタール    27 - 24  バーレーン




第3日(2月14日(土))

  <A 組>

      クウェート     30 (14-10,16-14) 24      アラブ首長国連邦
      (2勝)                           (1勝1敗)

      イ ラ ン      33 - 20       オマーン
      (1勝1敗)                  (2敗) 



  <B 組> 

   
      サウジアラビア    30 - 23     ヨルダン




第2日(2月13日(金))

  <A 組>

     日  本    27 (15-11, 12-10) 21    オマーン
     (1勝1敗)                      (1敗) 

      日本は立ち上がりからオマーンの攻撃を足を生かして良く守り、そこから速攻につなげ5−1とリードする。日本はこのままの
      ペースでいきたいところであったが、シュートミスやレフェリートラブルからの警告や退場などで自分たちのペースを掴めず点差
      を広げられないまま15−11で前半を終了する。後半に入ってもレフェリーの笛に苦しめられなかなか点差が広げられない日本
      であったが、ディフェンスを踏ん張り、オマーンの攻撃を良く凌ぎ、田中の速攻や山口のポストシュートの得点などで加点していき、
      結局27−21で今大会嬉しい初勝利を挙げた。

     【日本の得点】  山口5、 田中5、 田場4、 中川4、 岩本3、 下川2、 野村1、 宮崎1、 羽賀1、 東1

  

  <B 組>

       バーレーン   20 (12- 7, 8-11) 18   サウジアラビア




第1日(2月12日(木))

  <A 組>  

       アラブ首長国連邦   28 (14-11, 14-11) 22    イ ラ ン
         (1勝)                           (1敗)


       クウェート   26 (16-10, 10-13) 23   日  本
        (1勝)                     (1敗)


       日本は立ち上がり動きが固くシュートミスなどで得点できず、逆にクウェートにボールを運ばれ、たちまち1−4と苦しい展開に
       なってしまう。中川、下川で必死に追い上げるが、ミスが重なり点差を広げられ10−16で前半を終了する。
        後半に入り、日本はディフェンスを固めてスピーディーな速攻を展開し、除々に点差を縮めていき、田場、岩本の活躍で残り5分

      には3点差まで詰め寄った。しかしクウェートの試合運びにうまくかわされ、結果的には追いつけず23−26という結果に終わり、
      クウェートに屈することとなった。

      【日本の得点】  中川6、 田場5、下川3、 山口2、 宮崎2、 岩本2、 田中2、 阿部1


   <B 組>

       カタール
   27 (13- 9, 14-10) 19   ヨルダン



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