〈平成20年度 第60回全日本総合ハンドボール選手権大会〉

試合結果


1日目(12/17(水)) ,2日目(12/18(木))  ,3日目(12/19(金))
4日目(12/20(土))  ,5日目(12/21(日))


5日目(12/21(日))
男子決勝

 大同特殊鋼   38 (20-12, 18-14) 26 大崎電気        戦 評  ランニングスコア

  ※(3年連続13回目の優勝)) 


女子決勝

 オムロン      25 (12- 9,  7-10) 24  北國銀行        戦 評  ランニングスコア
            (3-2 延一 0-1)
            (1-1 延二 2-1)

  ※(4年連続12回目の優勝)) 

個人表彰

 最優秀監督賞

  男子 清水 博之 (大同特殊鋼)
  
  女子 黄 慶泳  (オムロン)


 最優秀選手賞

  男子  武田 享  (大同特殊鋼)
 
  女子  藤井 紫緒 (オムロン)


4日目(12/20(土))
男子準決勝

 大同特殊鋼 26 (14-14, 12-10) 24 トヨタ車体  戦 評  ランニングスコア

 大崎電気   24 (11- 9, 13-13) 22  湧永製薬      戦 評    ランニングスコア

女子準決勝

 オムロン   31 (17- 7, 14-14) 21 ソニーセミコンダクタ九州  戦 評     ランニングスコア

 北國銀行   35 (18- 9, 17-14) 23 筑波大学  戦 評           ランニングスコア

3日目(12/19(金))
男子3回戦

 大同特殊鋼 34 (18- 7, 16-12) 19  北陸電力        戦 評  ランニングスコア

 トヨタ車体 36 (19-15, 17-10) 25 日本体育大学   戦 評  ランニングスコア 

 湧永製薬  24 (10-13, 14- 8) 21  トヨタ紡織九州レッドトルネード  戦 評  ランニングスコア

 大崎電気  28 (14-11, 14-13) 24  Honda    戦 評  ランニングスコア


女子準々決勝

 オムロン   34 (17-12, 17-14) 26  東京女子体育大学     戦 評  ランニングスコア

 ソニーセミコンダクタ九州 26 (12- 8, 14-12) 20 三重バイオレットアイリス  戦 評  ランニングスコア

 北國銀行   45 (22- 8, 23- 7) 15 HC名古屋          戦 評  ランニングスコア

 筑波大学   22 (14- 6,  8- 9) 15  広島メイプルレッズ  戦 評  ランニングスコア


 

2日目(12/18(木))
 
 
 男子2回戦      

  北陸電力  29 (12-14, 17- 7) 21  東海大学              戦 評  ランニングスコア

  トヨタ車体 41 (20-12, 21-19) 31  豊田合成                        戦 評  ランニングスコア

  トヨタ紡織九州レッドトルネード  31 (19-14, 12-10) 24  筑波大学  戦 評  ランニングスコア

  Honda 23 (14-10,  9-12) 22  三重ホンダクラブ                戦 評  ランニングスコア


 女子1回戦

  東京女子体育大学          31 (16- 6, 15-13) 19 香川銀行T・H   戦 評  ランニングスコア
 
  三重バイオレットアイリス  27 ( 9-10, 18-13) 23 洛北高校       戦 評  ランニングスコア

  HC名古屋                 31 (14-13,  9-10) 30  大阪教育大学     戦 評  ランニングスコア
                                 (2-3 延一 2-1)
                                  (4-2 延二 0-1)

  筑波大学                  44 (24- 7, 20-10) 17  コスモスビッキーズ    戦 評  ランニングスコア



1日目(12/17(水))


 
 男子1回戦      

  筑波大学      35 (16-12, 19-10) 22 氷見クラブ   戦 評  ランニングスコア

  三重ホンダクラブ 25 (15-11, 10-11) 22 早稲田大学   戦 評  ランニングスコア 

  豊田合成         37 (17-12, 20-11) 23  FOG    戦 評  ランニングスコア 


勝上り表


  男 子



  女 子



戦 評


4日目(12/20(土))

 男子準決勝

  大同特殊鋼 26 (14-14, 12-10) 24 トヨタ車体

  「トヨタの攻撃陣の前に大同GK高木が仁王立ち!」

   外国人選手を2人抱える大同特殊鋼は、右腕の白がスターティングメンバー。
  開始前から気合十分の登場、大同はその白がカットインで2連取し、先制する。
  昨日は、昨年煮え湯を飲まされた日本体育大学を一蹴して準決勝に躍り出たト
  ヨタ車体も、高智のカットインで応酬するが、その高智が大同のフリースロー
  の際に3m離れないというミスを犯し、4分に退場。そのチャンスをフォーメ
  ーションプレーと末松の速攻でものにした大同が、前半8分6−1と5点リー
  ドに成功し、試合の主導権を握る。たまらずタイムアウトを請求したトヨタは、
  北出と長谷川を投入。ペースを変えるとともに、大同5−1ディフェンスの弱
  点であるサイドを突き、鶴谷、崎前のサイドシュートで追い上げ22分に追い
  つく。その後、両チーム3点づつ入れ合い、前半は14−14の同点で終了。

   後半に入ると、大同は前半大活躍の白をコートに入れる。大同はその白のリ
  ードから武田のロングなどで得点を入れるが、トヨタも香川のロングなどで応
  酬。しかし、大同GK高木が当たりだす。後半8分、大同に退場者が出たが、
  高木の好セーブでトヨタは無得点。逆に大同武田にロングを入れられてしまう。

   トヨタは監督の野村をコートに入れるなど必死に流れを呼び寄せようとするが、
  大同高木が立ちはだかる。25分、大同白のロングが飛び出て勝負があったかと
  思われたが、トヨタは藤田の2連続速攻で28分には2点差に迫る。

   トヨタはディフェンスを3−2−1に変え、ボールを手にするが、肝心のシュ
  ートが入らず無念のタイムアップ。お互い持ち味を十二分に出した好試合であった。


 男子準決勝

  大崎電気   24 (11- 9, 13-13) 22  湧永製薬 

  「1点差のゲームで会場大興奮」

   大崎電気のスローオフで始まった準決勝2試合は、東のシュートで湧永製薬が
  先制。対する大崎電気も返しの攻撃で負けじと得点する。両チーム一進一退のプ
  レーが続く。ようやく7分に大崎電気宮崎の速攻、8分に東のポストシュートで
  2連取し一歩抜け出す一方、2点差を詰めようと湧永製薬が奮闘するが、ミスや
  大崎電気GK浦和の好セーブで得点につながらない。

   3点差に開いた得点が17分に湧永・新の得点で2点差に、大崎電気も点差を
  広げようとするが、こちらもシュートミス等で思うようにならず、前半3点のリ
  ードで折り返す。

   後半、湧永・古家のシュートで1点差に、4分福田が同点のシュートを狙うが
  ポストに嫌われる。8分大崎電気・内田の退場で湧永に7MTが与えられ、確実
  に決めるがすぐさま反撃で1点差になる。11分には、湧永・東の7MTで同点
  にし、その後1点を争うゲーム展開に会場大興奮。29分20秒、湧永はスカイ
  プレーを仕掛けるが失敗。最後は、大崎・東のシュートで2点差とし、勝利した。


 女子準決勝

  オムロン   31 (17- 7, 14-14) 21 ソニーセミコンダクタ九州

  「前半の戦いが勝負の鍵に。」

   準決勝オムロン対ソニーの現時点で、日本リーグ1位・2位の戦いはオムロン
  東濱の先制点から動き出した。オムロンは高めの一線、ソニーは低めの一線。
  前半6分まで3対3と接戦の様相をうかがわせる。ところが、ここからオムロン
  はカットインを中心に攻め3連取。その間、ソニーが立て続けに警告3枚。
  12分には初の退場者を出してしまう。そこからもオムロンは、攻撃の手を緩め
  ず東濱を中心に5連取、計8連取で11対3。ソニーは約15分間を無得点と守
  られ、前半22分樋口の速攻が4点目と完全にオムロンペース。オムロンが高い
  位置からソニーのパス展開を狂わせたのに対し、ソニーは9m以内で横に振られ
  てカットインの場面が多く、前半17対7と思わぬ大差がついてしまった。

   後半はソニー長野の先制点から一進一退の本来の展開が続く。ソニーのディフェ
  ンスもけん制からよく動き、オムロンの得点ペースは完全にダウン。両チームGK
  も随所に好キーピングを見せてくれた。後半の得点が14対14と同点なだけにソ
  ニーとしては前半15分のエアポケットが悔やまれる試合となった。


 女子準決勝

      北國銀行   35 (18- 9, 17-14) 23 筑波大学

   「地元の大声援を背に北國が決勝進出!大学王者をねじ伏せる。」

   国体決勝の再現となった注目の好カード。昨年の2回戦でも広島メイプルレッズを
  破り、勢いに乗る筑波大学に対し、警戒心を強める北國銀行は試合開始から闘志あふ
  れるプレーを展開し、横嶋のサイドで先制。上町のミドル、横嶋のポストで着々と加
  点する北國に対し、司令塔石立の好リードから黒木のサイドシュートで対抗する筑波
  大学だが、気迫あふれる北國のディフェンス網を攻めあぐね、14分過ぎには11対
  4と北國リード。その後も、北國は前半だけで7得点の横嶋や守護神田代の再三の活
  躍でリードをさらに広げる。残り5分からは筑波大も高橋の7MTや黒木の速攻で
  互角の展開に持ち込んだが、9対18の9点ビハインドで折り返す。

   後半も前半の大量リードで余裕の試合展開を見せる北國。大砲作内の故障欠場を全員
  ハンドでカバーしようとする筑波大学になかなかつけいる隙を与えず、終始北國ペース
  で試合終了。悲願の地元優勝にあと1勝とした。点差が開いても石立、山野、中西の地
  元出身選手をはじめ最後まで健闘した筑波大学の健闘を賞賛したい。


1日目(12/17(水))

 男子1回戦

  三重ホンダクラブ 25 (15-11, 10-11) 22 早稲田大学 

   「ホンダ橋本、鬼神の好セーブ!」

     先手を取ったのは早稲田大学。夏山のカットインと藤本のサイドと2連取した。
   対するホンダは高身長のディフェンスを並べ、打たせては元日本代表のGK橋本に
   取らせる作戦が徐々に功を奏し、シュートカットなどから速攻で得点を重ね、15
   分過ぎには8−3と抜け出した。たまらずタイムアウトを請求した早稲田大学は
   さらにディフェンスの高さを上げ、相手のバックプレーヤーにスペースを与えない
   作戦に出た。これで勢いが出た藤本の速攻などで得点を重ねるが、ホンダもポスト
   を利用したカットインから、加藤などが決めて、4点差で前半終了した。

     後半に入るとホンダGK橋本のキーピングが冴え渡る。早稲田大学のノーマーク
   シュートを3本連続はじき返したのを始め、再三のピンチを好セーブでしのぎ、1
   0分過ぎにはこの試合最大6点差がついた。攻撃陣も茅場のロングやカットインで
   得点差をキープし、藤本の速攻などで追いすがる早稲田大学の反撃をかわし、歓喜
   のゴールへとなだれこんだ。


 男子1回戦

  豊田合成         37 (17-12, 20-11) 23  FOG

  「ディフェンスに勝る豊田合成が初戦突破」

    前半、立ち上がり、両チームの動きが堅くお互い、ミスが目立つスタートとなった。
  FOGは豊田合成の5−1ディフェンスに阻まれ、ボールがつながらず。無理な体勢か
  らのシュートが逆速攻で豊田合成が続けて得点。FOGサウスポー酒井のロングシュー
  トが冴えたが、前半12分で7点差となった。しかし、豊田合成のセット攻撃もかみ合
  わず、攻めあぐね5点差で前半終了。

    後半、立ち上がり豊田合成のテクニカルミスにより2分間で3連続失点で2点差まで
  詰め寄り、シーソーゲームとなる。中盤、FOGの退場により渡久山のカットインで確
  実に得点を重ね、ペースが再び豊田合成になる。その後、畠中のロング、大橋の速攻で
  20分には10点差をつける。終始、豊田合成のリードのゲーム展開であった。


1日目(12/17(水))

 男子1回戦

  筑波大学         35 (16-12, 19-10) 22  氷見クラブ

  「運動量に勝る筑波大学が開幕戦を制す。」

   佐藤のカットインで先制した筑波大学は、素早い動きからポスト木村を起点に
  攻める。対する氷見クラブは個人技で対抗、大道のミドルや松田のポストなどで
  得点を重ね、20分過ぎまでは全くの互角。しかし、氷見クラブの運動量が落ち
  た終盤、筑波大学は出村のクイックスタートからのスタートなどで得点を重ね、
  4点差で前半終了。

   後半に入ると、筑波大学がエンジン全開。出村の速攻などで10分過ぎには1
  0点差をつけた。足が止まった氷見クラブだが、最後まで試合を諦めず、大道の
  ミドルシュートなどで必死に追いすがるが、結局13点差で筑波大学が逃げ切っ
  た。


 男子1回戦

  三重ホンダクラブ 25 (15-11, 10-11) 22 早稲田大学 

   「ホンダ橋本、鬼神の好セーブ!」

     先手を取ったのは早稲田大学。夏山のカットインと藤本のサイドと2連取した。
   対するホンダは高身長のディフェンスを並べ、打たせては元日本代表のGK橋本に
   取らせる作戦が徐々に功を奏し、シュートカットなどから速攻で得点を重ね、15
   分過ぎには8−3と抜け出した。たまらずタイムアウトを請求した早稲田大学は
   さらにディフェンスの高さを上げ、相手のバックプレーヤーにスペースを与えない
   作戦に出た。これで勢いが出た藤本の速攻などで得点を重ねるが、ホンダもポスト
   を利用したカットインから、加藤などが決めて、4点差で前半終了した。

     後半に入るとホンダGK橋本のキーピングが冴え渡る。早稲田大学のノーマーク
   シュートを3本連続はじき返したのを始め、再三のピンチを好セーブでしのぎ、1
   0分過ぎにはこの試合最大6点差がついた。攻撃陣も茅場のロングやカットインで
   得点差をキープし、藤本の速攻などで追いすがる早稲田大学の反撃をかわし、歓喜
   のゴールへとなだれこんだ。


 男子1回戦

  豊田合成         37 (17-12, 20-11) 23  FOG

  「ディフェンスに勝る豊田合成が初戦突破」

    前半、立ち上がり、両チームの動きが堅くお互い、ミスが目立つスタートとなった。
  FOGは豊田合成の5−1ディフェンスに阻まれ、ボールがつながらず。無理な体勢か
  らのシュートが逆速攻で豊田合成が続けて得点。FOGサウスポー酒井のロングシュー
  トが冴えたが、前半12分で7点差となった。しかし、豊田合成のセット攻撃もかみ合
  わず、攻めあぐね5点差で前半終了。

    後半、立ち上がり豊田合成のテクニカルミスにより2分間で3連続失点で2点差まで
  詰め寄り、シーソーゲームとなる。中盤、FOGの退場により渡久山のカットインで確
  実に得点を重ね、ペースが再び豊田合成になる。その後、畠中のロング、大橋の速攻で
  20分には10点差をつける。終始、豊田合成のリードのゲーム展開であった。


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