≪ 第10回女子ジュニアアジア選手権 ≫



    < 戦 評 >   8/14(金) , 8/15(土) , 8/17(月)



◆8/17(月)   日 本   44 (22- 4, 22- 6) 10   香 港
(2勝1敗) (4敗)
【戦評】
 前半開始から香港のミスを速攻につなげ、松尾の連続速攻、原、河田、飯田、小菅と速攻で開始10分には8−0と一方的な展開で試合が進む。その後も、速攻を中心に日本は得点を重ねる。香港は14分57秒にサイドシュートで初得点をあげるが、その後も堅い守りから香港のミスを二次速攻につなげ得点を重ね、前半は22−4で折り返す。
 後半も前半同様に攻撃の手を緩めない日本は、相沢、河田、原の速攻で5連続得点をあげる、香港は日本のディフェンスに対し攻撃の糸口が見つからずテクニカルミスの連続でなかなか得点を重ねることができない。 日本はその間も、メンバーを替え辰谷のミドル、沢の速攻、高山の速攻で追加点を奪い、後半10分過ぎには36−7と29点差に。日本は香港に得点を許した後のクイックスタートも決まり、最後まで攻守の力を緩めることなく完勝の試合であった。

【得点者】
相沢8,河田7,小菅6,沢・横山5,松尾・飯田3,
原・辰谷・高山2,笠原1



◆8/15(土)   日 本   31 (19-13, 12-20) 33   韓 国
(1勝1敗) (2勝)
【戦評】
 前半、韓国ボールでスタート。韓国は日本の6−0ディフェンスに対し1対1を狙い、積極的にディフェンスの間を攻めてくる。開始1分28秒、韓国No.5、No.17のカットインを許し連続得点を許す。その間の日本の攻撃は、韓国3−3ディフェンスに対し中間ポストをきっかけに攻めるが、キャッチミス、オーバーステップと立ち上がり、なかなか攻撃のリズムを取ることができない。日本は開始4分17秒、飯田のサイドシュートで得点するが、連続得点が奪えない。開始5分過ぎに韓国の退場による得点チャンスをきっかけに、松尾の速攻、飯田のサイドシュートで開始10分5対5と同点に追いつく。ここから日本は韓国の攻撃のミスを速攻につなげ、松尾、原、横山、河田と4連続得点で9対5とリード。ここで韓国がタイムアウトを請求。タイムアウト後、韓国にポスト、サイド、ロングと得点を許し、20分過ぎには10対10と同点に追いつかれるが、そこで日本もタイムアウトを請求。攻撃のリズムを修正し、タイムアウト後、韓国の退場も重なり、原、飯田、原、横山、松尾、小菅と速攻を中心に6連続得点。前半終了2分前に、河田の退場があり韓国に連続得点を許すが、松尾の視野外からのカットインで前半19対13の6点差で折り返す。
後半、韓国はディフェンスを6−0に変え、日本のポスト、サイドシュートを防ぐ作戦に出る。日本は河田のロング、ミドルで得点を重ねるが、徐々に攻撃でのシュートミス(ノーマークシュート・7mスロー)が重なる。韓国はオフェンスではセンター中心であった攻撃をサイドまで展開し、サイドシュートでの連続得点をあげ、後半15分には25対24と1点差に迫る。17分過ぎにサイドシュートで同点とされるが、日本もキャプテン飯田のサイドシュート、小菅の7mスローで連続得点を取る。20分過ぎ、小菅の退場をきっかけに、オフェンスで消極的になったところを韓国に2連続速攻を許し、25分27−30と3点差を日本が追う展開となる。残り5分で韓国に退場者、その間日本は河田、横山のカットインで加点するも、韓国にも得点を許す。2点差のまま、残り2分14秒、日本は7mスローのチャンスを得るが決めることができず、2点差のまま試合は終了した。後半の連続失点が悔やまれ、決めなければならなかった場面でのシュートミス(ノーマーク・7mスロー)が最後まで課題として残った。

【得点者】
横山・松尾6, 原・小菅・河田5, 飯田4



◆8/14(金)   日 本   41 (20- 9, 21-11) 20   タ イ
(1勝) (1勝1敗)
【戦評】
 前半開始、タイのボールでスタート。日本は6−0ディフェンスから積極的にボールに対しプレッシャーをかけ、相手ボールを奪いに行く。日本はタイの連続テクニカルミスの間に、原、飯田、小菅の連続速攻で得点を重ね、試合開始5分4−0と立ち上がりリズムの取れないタイに対し日本は順調なスタートを切る。開始5分20秒にタイのカットインが決まり初得点を許すが、日本はその後も河田の連続得点、小菅の速攻と攻撃の手を緩めず点差を広げる。またディフェンスでも相手7mスローをGK山根がファインセーブし、前半15分、11−4と7点差をつける。16分過ぎ、タイは7人攻撃を仕掛け積極的に得点を奪いにくるが、日本のディフェンスも冷静に対応し、タイに連続得点を許すことなく、日本は飯田の速攻、沢のポスト、松尾のサイド、笠原の7mスローと4連続得点を奪い、前半を20−9で折り返す。
 後半立ち上がり、日本の攻撃のミスによりこの試合初めてタイに連続得点を許すが、4分過ぎには、飯田に替わってサイドに入った相沢のインターセプトからの連続得点で後半10分、25−12とする。その後も19分過ぎには速攻で3連取し得点を重ねるが、13分過ぎにこの試合初めて高山が退場したところで、タイに7mスロー、カットインで2回目の2連取を許す。しかし後半残り10分過ぎに入った陣野、辰谷、笠原が得点を重ね、41対20で今大会1勝目をあげる。
初戦のタイ戦、立ち上がり多少の緊張はあったが全員が得点をあげ、力の差を見せ付けた試合であった。

【得点者】
沢・横山・河田6, 原田5, 小菅・辰谷・相沢・笠原3
飯田・松尾2 , 陣野・高山1




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