< 20th Women's Handball World Championship >XX_wwc_logo

<<第20回女子世界選手権 >>

戦 評   12/3  12/5  12/6  12/8  12/9  予選ラウンド星取表


12月12日(月) Eight Final(決勝トーナメント)1回戦

日 本  22 (11- 9, 8-10) 23 デンマーク     ランニングスコアシート
C組4位   (2-3 延長 1-1)   D組1位

 世界選手権決勝トーナメント1回戦は強豪デンマークとの対戦。
 前半、日本は得意の機動力を活かし相手エースの動きを止め、デンマークOFを単調なOFにさせる。日本はOFでも機動力を活かしリズム良く展開し、デンマークDFを翻弄する。しかし、デンマークも徐々に対応してくる。中盤以降一進一退の攻防が続き11-9で折り返す。
 後半、日本は前半同様機動力を前面に出しデンマークに立ち向かうが相手も後半は修正をはかり、ロング、ポストと多彩なOFを見せ日本は逆転を許す。ここで流れがデンマークに持って行かれると思われたが、GK田代が好セーブでリズムを再び取り戻すと再逆転をする。終盤まで日本ペースで進み、残り5分3点リードとなる。ここから日本は足が止まり、一気にデンマークの追い上げを受ける。残り6秒ポストシュートがペナルティーとなり、これを決められ
19-19同点で延長戦へ。
 延長前半、デンマークに連取されるが、日本も踏ん張り21-22で折り返す。
 後半は、互いに譲らず1点ずつ取り合い、残り1分日本ボール。日本は最後のOFを決めきれず22-23で終了。
得点:藤井;8点、上町;4点、植垣;3点、東濱・石立・早船;2点、山野;1点

12月9日(金)

日 本  32 (16- 9, 16-15) 24 キューバ     ランニングスコアシート
2勝2敗1分

 世界選手権予選ラウンド最終戦はキューバとの対戦。
 前半、日本は幸先よく
2連取しリズムを掴むかと思われたが、すぐに2連取され2-2とされる。日本はリズムを取れない中でもキューバのイージーミスにも助けられ徐々に点差を開き16-9で折り返す。
 後半、立ち上がり日本は4連取し20-9と一気に点差を広げるが前半同様、逆に3連取され20-12となる。ここからお互い点を奪い合う展開となり、日本はストレスのたまる試合運びをしてしまう。終盤まで締まらない展開が続き、結果32-24で終了。
得点:上町;10点、藤井;7点、早船;4点、石立;3点、植垣・山野;2点、伊藤・若泉・東濱・永田;1点

12月8日(木)

日 本  32 (16-16, 16-15) 31 チュニジア     ランニングスコアシート
1勝2敗1分

 世界選手権第4戦目はチュニジアとの対戦、予選突破に向け共に負けられない試合。
 前半、日本はスタートからチュニジアの司令塔20番に対して変則的にマンツーマンDFをしかけ揺さぶりにかかる。これが功を奏しチュニジアOFはリズムを崩す。序盤は日本ペースで進んだが、チュニジア10番の突破・ロングが決まり始めると、そこから一進一退の攻防が続き、中盤以降もお互い譲らず同点、1点差の展開が終盤まで続き16-16で折り返す。
 後半、立ち上がり日本DFは10番に変則的にマンツーマンDFをしかける。前半同様、相手のリズムを崩すと主導権をとった日本が中盤19分過ぎには
26-22とリードを奪う展開となる。しかし、ここで日本は相手の退場時のチャンスを活かしきれず、逆に連取され2点差に追い上げられる。終盤30-27
と3点リードとするが、イージーミスが重なり3連取され30-30に追いつかれる。残り1分を切ったところで藤井が決め31-30。しかしチュニジアもすぐに点を奪い返し31-31の同点。残り30秒日本ボールとなり最後のチャンスで7mTを奪うと、藤井が決めタイムアップ32-31で勝利。
得点:藤井;11点、石立;7点、東濱;5点、黒木・早船;3点、永田;2点、上町;1点

12月6日(火)

日 本  28 (12-13, 16-15) 28 ルーマニア     ランニングスコアシート
2敗1分

 世界選手権3戦目は強豪ルーマニアとの対戦。
 前半立ち上がり、日本は得意の機動力を活かしルーマニアに対抗し、お互い譲らない展開となる。中盤、日本はリードできる局面でイージーミスをしリズムに乗りきれない時間帯が続く。終盤ルーマニアに連取され12-13で折り返す。
 後半日本のOFからのスタート、藤井のロングですかさず追いつくと、ここから中盤まで一進一退の攻防が続く。しかし、昨日同様日本は退場者を出してしまい試合の主導権をルーマニアに持って行かれる。20分過ぎ6点差とされ苦しい展開になったが、日本はここから脅威の粘りを見せ点差を徐々に詰めていく。28分過ぎ3点差まで追い上げ、さらに相手の退場を重ねて誘いルーマニアが4人となる。ここからルーマニアOF陣が立て続けにミスをし、残り30秒27-28となる。日本DFはオールコートでプレッシャーを掛けミスを誘いボールを奪うと、残り2秒早船が速攻で決め同点に追いつき試合終了。
得点:藤井;11点、上町;5点、東濱・早船;4点、石立;2点、植垣・永田;1点

12月5日(月)

日 本  24 (12-16, 12-16) 32 ブラジル     ランニングスコアシート
2敗

 世界選手権第2戦目は、地元ブラジルとの対戦。
 前半、日本はブラジルの強引に突破をしてくるOFに対して受け身になり1-3とリードを許す立ち上がりとなる。中盤以降は一進一退の攻防が続くが、日本は相手の退場による得点チャンスをものにできず、リズムを掴めないまま12-16で折り返す。
 後半、一人少ない状態でスタートした日本は、ここを0点でしのぎきる。しかし直後退場を取られると、ここからブラジルに一気に点数を許してしまう。中盤、日本DFは組織的に相手の終盤は退場が重なり点差を広げられる形となり、結果24-32で終了。
得点:上町;7点、東濱・永田;4点、藤井;3点、山野・石立・早船;2点

12月3日(土)

日 本 22 (13-18, 9-23) 41 フランス     ランニングスコアシート
1敗

 世界選手権の初戦はフランスとの対戦。
 前半立ち上がり、日本は足が止まり相手の体格差に対して消極的なプレーが目立ち0-3とされる。ようやく5分過ぎに藤井のカットインで点を取り、落ち着きを取り戻したかった日本だが、フランスの強力なバックプレーヤー陣のロングシュートに対応出来ず3-9とされ、ここでタイムアウトを要求。タイム後日本は機動力が発揮されリズムを取るが、フランスも譲らない展開が続く。終盤、日本連続得点で締め13-18で折り返す。
 後半、日本はOFミスから速攻につなげられる最悪なパターンを連続でしてしまい、一気に点差を広げられ7分過ぎで14-24とされる。タイムを要求して立て直したい日本だったが、フランスの堅いDFの前に攻め手を欠き、さらに点差を広げられ13分過ぎには16-30とされる。その後もメンバーを入れ替えリズムを掴もうとする日本だったが、終始フランスのリズムのまま結果22-41で終了。
得点:藤井;6点、植垣;4点、東濱・石立;3点、上町;2点、黒木・小野澤・山野・巻;1点

ご意見・ご感想は、E-mail: [email protected]まで。


[ ホームページ ] へ戻る。