東日本大震災復興支援   日本協会創立75周年記念

The 17th HIROSHIMA INTERNATIONAL GAMES

<<第17回ヒロシマ国際ハンドボール大会>>

「とどけよう スポーツの力を東北へ!」

< 戦 評 >    7月20日(金)   7月21日(土)   7月22日(日)


7月22日(日)

女子
 
  日本代表
1勝1敗
  33 (17-13, 16-12) 25   韓国プサンビスコ
1勝1敗
スコアシート
 
   戦評
 試合は立ち上がりから両者互角の展開、高さのプサンビスコに対し速さの日本代表の
勝負となった。プサンビスコの速攻は抑えるものの、高さに対応しきれない日本代表は2点
差になった20分過ぎにタイムアウトを要求した。流れはプサンビスコかと思われたが、日本
代表は攻守に足を良く動かし粘り強さを見せ、遂に25分には逆転。勢いに乗った日本代表
は出足の鋭いディフェンスでプサンビスコの高さを封じ、一気に抜け出し17-13とし日本
代表の4点リードで前半を折り返した。
 後半になっても日本代表の優勢は変わらない。サイドからの攻撃、速攻で得点を重ね
6分過ぎには6点に差は広がった。ここでプサンビスコがタイムアウトを要求、試合の流れを
変えようとするが、主導権は日本代表ががっちりと握ったままであった。プサンビスコの
ポスト攻撃に対応が遅れ始めた日本代表は体制の立て直しを図り、タイムアウトを要求
した。しかし、体制を立て直しきれずプサンビスコの追い上げを許した。プサンビスコのGK
の好セーブにもシュートを阻まれ、20分過ぎには一時8点あった差が2点にまで縮まった。
しかし、ここから日本代表も自分たちのペースを取り戻し、再加速。そのまま勢いに乗った
日本代表が33-25で勝利を収めた。

 個人得点: 相沢:6点、石野:5点、前田・石井・原:4点、山野・錦織:3点、後藤:2点
         池原・八十島:1点

  
男子
 
日本代表
1勝1敗
37 (14-12, 23-11) 23 中国上海
2敗
スコアシート
                 
戦評
 既に湧永製薬が2勝し、優勝は決まってしまったが、リオを目指す若手日本代表は
何としても勝利し、今後に繋げたい一戦。
 日本は出だし、2度のパワープレーを活かすことが出来ず、6分まで2-1とロースコア
の展開。ここから、守って3番小澤の連続速攻などで8分直ぐまでに5-1と得点差を4
とする。好守とも動きの良くなった上海が盛り返し、15分直ぐまでポスト10番の活躍も
あり6-6と同点とする。中盤から終盤に差し掛かっても、一進一退の攻防は続き、27分
まで13-11と日本が2点リード。若手起用の中、代表経験の多い15番野村、3番小澤の
活躍で何とかリードを保ち前半を14-12で折り返した。
 後半立ち上がり、後半から出場の4番石戸の活躍もあり、6分過ぎまでに19-14と5点
差に、上海はタイムアウト。しかし、徐々に力の差が出てきたか、速攻などで連続失点を
許す上海は、13分過ぎまでに16-23と7点差をつけられた。何とか粘りを見せたい上海
だが、この日得点を上げた10番が孤軍奮闘を見せるも差は開き、25分には30-21と
9点差をつけられ万事休す。日本は、メンバーチェンジを繰り返しながらも、随所にコンビ
プレーを披露、3番小澤、11番信太らの活躍もあり、上海を一蹴、37-23、14点差をつけ
て勝利した。

 個人得点: 小澤:9点、信太:6点、今村:4点、棚原・渡部・野村・中村:3点、
         石戸・小室・千々波:2点

7月21日(土)

女子
 
  韓国プサンビスコ
1勝
  33 (15-18, 18-13) 31   広島メイプルレッズ
1勝1敗
スコアシート
             
  戦評
 メイプルレッズはプサンビスコの1-2-3ディフェンスに対し攻めあぐね、ミスを連発。サイドが
チャンスを作るもののなかなか波に乗れず、我慢の時間帯が続く。プサンビスコは高さを武
器にポストを絡めた攻撃でメイプルレッズに対抗。クイックスタートも多用し得点を重ねた。
両者とも試合の流れを引き寄せることが出来ず、20分過ぎまで互角の展開を見せる。20分
過ぎから速攻で得点を重ねたメイプルレッズが抜け出し18-15の3点差で前半を折り返した。
 後半開始からプサンビスコが攻勢に出る。メイプルGK堂面の好セーブで何とか踏みとどまる
メイプルレッズであったが、10分30秒にはとうとう同点に追いつかれた。その後、一進一退の
攻防を繰り返した両チームであったが、わずかにシュートの精度で勝ったプサンビスコが2点
リードを奪う。リードを許したメイプルレッズは体制の立て直しを図り、タイムアウトを要求した。
タイムアウト後3点差となるプサンビスコの単独速攻をGK田口がファインセーブ、流れを引き戻
したメイプルレッズは25分過ぎに逆転、抜きつ抜かれつの好ゲームとなった。27分プサンビスコ
が再逆転、28分に連続得点で2点をリードした。メイプルレッズも粘りを見せたが、33-31で
プサンビスコが勝利を収めた。




男子
 
湧永製薬
1勝
30 (17-11, 13-12) 23 中国上海
1敗
スコアシート
 
 戦評
 試合は序盤から湧永2番谷村、5番成田のシュートが良く決まり、湧永製薬がゲームのペースを
つかみ優位に試合を進めていった。上海も高さを活かした攻撃で湧永に食らいついていくが、
ディフェンスが湧永製の攻撃についてゆけず、じりじりと点差を広げられていった。試合は17-11
の湧永の6点リードで前半を折り返した。
 後半開始からは上海がペースを握る。湧永のシュートミスやディフェンスが上海の高さに押し切ら
れる場面が見られるようになり、点差も3点と詰め寄られた。その後、シュートの精度が上がってきた
湧永が再び6点差として、そのまま逃げ切った。


7月20日(金)

男子
 
  湧永製薬
1勝
  27 (12-10, 15-13) 23   日本代表
1敗
スコアシート
                    
  戦評
 前半、湧永製薬2番谷村の速攻、18番中浦のポストシュートが決まり湧永製薬の2点
リードで試合が始まる。日本代表は5分過ぎ3番小澤の速攻と14番渡部のサイドシュート
の連続得点で同点とする。その後、互いに相手ディフェンスを崩しきれずシュートを放つも
なかなか得点に繋がらず、一進一退の試合展開となる。29分過ぎ湧永製薬11番樋口の
カットインシュートが決まり湧永製薬が2点リードで前半が終了した。
 後半は立ち上がりから湧永製薬のペースで着実に得点を重ね、後半11分過ぎ湧永製薬
が20-13と7点リードする。日本代表も中盤から粘りを見せ25分過ぎ3番小澤の速攻で
1点差と追い上げる。しかし、湧永製薬も終盤3連続得点を挙げ、またGK志水の好守もあり
湧永製薬が日本代表の追撃をかわし、27-23の4点差で日本代表に勝利した。

 個人得点: 渡部:6点、小澤:4点、小室・棚原・信太:3点、野村:2点、石戸・石川:1点



  
女子
 
広島メイプルレッズ
1勝
31 (17-11, 14-19) 30 日本代表
1敗
スコアシート
  
戦評
 立ち上がりから両チーム交互に点を取り合い、シーソーゲームとなったが、メイプルは相手の
ミスに乗じた速攻などで徐々にリードを広げた。日本代表も懸命に追い上げようとするが、パス
ミスなど細かいミスが目立ち、なかなか点差をつめることができず、17-11とメイプルが6点
差を付けて前半を終えた。
 後半に入ると、逆にメイプルの動きが止まり、日本代表が攻勢に転じ、6分過ぎには16-18
と2点差まで追い詰めた。メイプルはたまらずタイムアウトを請求し、落ち着かせようとするが、
代表の勢いは止まらず、遂に8分30秒18-18の同点に追いついた。日本代表としては、一気
に逆転したいところだったが、さすがにメイプルもそれは許さず、高山の連続速攻などでリード
した。日本代表も最後まであきらめず一進一退の攻防が続き、最終的に31-30でメイプル
が勝利した。
 
 個人得点: 錦織:7点、山野・前田・相沢:4点、原・後藤:3点、石井・池原:2点、石野:1点





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