平成26年度 第66回全日本総合ハンドボール選手権大会 <男子の部>

< 戦 評 >

1日目(12月24日)  2日目(12月25日)  3日目(12月26日)  4日目(12月27日)  最終日(12月28日)


最終日:12月28日(日)

 決勝  大崎電気
 
  36 (13- 7, 23-14) 21   大同特殊鋼
 
    スコアシート                
     戦評:  決勝戦は、昨日の準決勝で劇的勝利を収め勢いに乗る地元・大同特殊鋼と、同じく準決勝で
車体との激戦を制し連覇を狙う王者・大崎電気と前回大会決勝と同一カードとなった。大崎電気のスロー
オフで試合開始。大同特殊鋼は4番藤江のサイドシュートで先制するも、大崎電気6番豊田のミドル
シュートですぐに取り返し、両者堅い守りで引き締まった立ち上がりとなる。試合が動いたのは14分、
大同特殊鋼の退場の際に大崎電気24番信太、3番小澤の得点で一歩抜け出す。更に16分、大崎電気
7番宮崎投入で突き放しにかかる。大同特殊鋼も若き司令塔4番藤江が果敢に切り込むも、大崎電気の
DFをなかなか崩すことができない。3点差がついたところでたまらずタイムアウトをとるも、リズムを変える
ことができず13−7と大崎電気が6点リードで前半終了。
 後半巻き返したい大同特殊鋼だが、スカイプレーを大崎電気6番豊田に読まれ、逆に勢いに乗ったのは
大崎電気。18番石川、25番元木、9番森がコートを駆け回り、得点を量産し、点差を突き放す。流れを
変えたい大同特殊鋼も8番久保を投入し、4番藤江とのカットインプレーで応戦するも、要所のミドル・ロング
シュートは相手GK12番木村に阻まれ、攻撃が機能せず、大崎電気の速攻を浴びてしまう。末松監督は
選手を鼓舞し、地元開催での意地を見せるが、最後まで攻撃の勢いを緩めず、若手とベテランがしっかり
かみ合い、安定した試合運びをした大崎電気が36−21と点差をつけ、2年連続の日本一に輝いた。

4日目:12月27日(土)

 準決勝  大崎電気
 
  34 (16-17, 18-16) 33   トヨタ車体
 
    スコアシート                
     戦評:  大崎電気のスローオフで試合がスタート。大崎電気が6番豊田のサイドシュート、24番信太の
ステップシュートで2点先行するも、トヨタ車体も3番石戸、4番熊谷の得点などで応戦。準決勝にふさわしい
1点を争う好ゲームとなる。抜け出したい大崎電気であったがトヨタ車体21番甲斐のファインセーブに阻まれ、
なかなかリードを広げることができない。追いつきたいトヨタ車体は18番崎前の得点で同点、前半14分には
20番渡部の得点でとうとう逆転に成功する。トヨタ車体はこの勢いのままにリードを広げ、22分には15−10
とし、この試合最大の5点差をつける。このままトヨタ車体のペースのまま試合が進むと思われたが、大崎電気は
7番宮崎を中心に攻撃を組み立て徐々に追い上げを見せる。前半終了間際に大崎電気3番小澤のサイドシュート
が決まり、17-16と1点差まで追い上げ前半を終了する。
 後半開始早々に大崎電気25番元木の速攻が決まり、17-17の同点となる。しかし、後半3分過ぎ、24番信太、
6番豊田が続けて退場。トヨタ車体は相手2人の退場をきっかけに数的有利をうまく攻め、3番石戸の得点などで
22-18とし、4点差までリードを広げる。流れを変えたい大崎電気はディフェンス時に11番馬場を投入、トヨタ車体の
パスワークを乱しにかかる。この後、大崎電気は徐々に追い上げを見せ、24番信太の得点で27-27の同点に追い
つく。対するトヨタ車体も3番石戸の連続得点などでリードは譲らない。一進一退の攻防が続いたが、後半26分
大崎電気がとうとう逆転に成功。しかし、トヨタ車体もすぐさま追いつく。そして、ラスト16秒、33-33の同点の場面で
大崎電気がタイムアウト。最後に7人攻撃で得点を狙う。延長戦かと思われたラスト1秒、大崎電気17番植垣の
得点が決まり、大崎電気が決勝進出を決めた。

 準決勝  大同特殊鋼
 
  22 ( 7- 9, 15-12) 21   琉球コラソン
 
    スコアシート                
     戦評:  大会4日目の第3試合は大同特殊鋼と琉球コラソンの対戦。琉球コラソンのスローオフで試合開始。
先制点は琉球コラソンの15番松信が挙げるが、大同特殊鋼の4番藤江が3連取、11番平子のサイドシュートが
決まり、前半10分までに大同特殊鋼は3点差を付け、試合の流れを掴む。しかし、直後に大同特殊鋼は退場者を
出し、琉球コラソンに試合の流れを渡してしまう。琉球コラソンは23番水野の得点を皮切りに5連取し、前半16分に
逆転に成功。大同特殊鋼はたまらずタイムアウトを取り、その後は両者一進一退の攻防が繰り広げられ、前半を
9対7で琉球コラソン2点リードで終える。
 大同特殊鋼は後半始まってすぐに6番加藤、22番高の得点で同点に追いつく。そこからは両者、緊張感のある
攻防が続き、後半24分まで同点。琉球コラソンは後半25分に退場者を出してしまい、そこから大同特殊鋼の3番
野村、7番地引の得点で2点リードする。負けじと琉球コラソンは、1番棚原、終了間際に33番東長濱の得点により、
同点に追いつく。会場の誰もが延長戦に入ると思ったが、残り2秒に大同特殊鋼の14番千々波が得点を挙げ、
22対21で大同特殊鋼の劇的勝利。大同特殊鋼は明日の決勝に駒を進める。 

3日目:12月26日(金)

 準々決勝  トヨタ車体
 
  26 (15- 9, 11-15) 24   トヨタ紡織九州
 レッドトルネード 
    スコアシート                
     戦評:  準決勝への座をかけた本日最後の戦いはトヨタ車体のスローオフで試合開始。試合開始早々、
トヨタ車体は4番熊谷の連続得点を皮切りに、一挙8得点をあげて主導権を握る。トヨタ紡織九州は完全な
シュートチャンスを作るも、相手GK21番甲斐に阻まれ、最初の得点をあげたのは試合開始から10分が
過ぎたところであった。トヨタ紡織九州はその後GK16番下野の好セーブと、10番海道の投入でリズムを
取り戻し、点差を縮めはじめる。一時5点差まで詰め寄るものの、トヨタ車体の連続得点により流れを打ち
切ったところで前半終了となった。
 後半はトヨタ紡織九州が前半の仕返しと言わんばかりに、反撃ののろしをあげる。立ち上がりからポストを
からめた多彩な攻撃で一挙3連続得点。退場者を出すものの、その勢いで一気に2点差まで詰め寄る。その
後は両チーム一進一退となり試合時間が進んでいく。しかし体格でまさるトヨタ車体は力強いプレーで退場を
誘い、じりじりと点差をひろげ、残り10分の時点で5点差まで押し戻した。このまま試合終了までいくかと思われ
たが、今度は逆にトヨタ車体に退場者。このチャンスを逃すものかと、トヨタ紡織九州が猛烈な反撃。一気に
流れを引き寄せ、終盤に19番鈴木のサイドシュートで1点差までつめよった。残り時間1分を切った所でトヨタ
車体がタイムアウトをとり、どちらに軍配があがるかわからない試合に会場全体が息を呑む。タイムアウト後は
うまく時間を使い、最後の最後にトヨタ車体14番光増がダメ押しのゴールで試合を決定付けた。 

 準々決勝  大崎電気
 
  27 (13-10, 14-11) 21   トヨタ自動車東日本
 
    スコアシート                
     戦評:  大会3日目の第3試合は大崎電気とトヨタ自動車東日本の対戦。大崎電気のスローオフで試合開始。
大崎電気・8番の東長濱の先制点で幕を開けるが、前半4分まで1対0と緊迫した試合となる。その雰囲気を打ち
消すかのように、前半9分に大崎電気・10番の小室を皮切りに4連取する。しかし、トヨタ自動車東日本は、前半
17分に大崎電気の2人の退場を機に4連取で9対7と2点差に追いつく。その後、お互いに一進一退の攻防を
繰り広げて、13対10で大崎電気の3点リードで前半を終える。
 後半開始直後に、トヨタ自動車東日本・10番の玉井が得点を挙げる。その玉井の活躍もあり、トヨタ自動車
東日本は後半13分に1点差まで追い上げるが、大崎電気はキーパー木村の好セーブがあり、逆転を許さない。
トヨタ自動車東日本は、後半14分に7mスローを与えてしまい、そこから大崎電気は怒涛の4連取で5点差を
付ける。大崎電気は後半終盤に1人の退場者を出したが、リードを守り切り、27対21で勝利。大崎電気は
準決勝へと駒を進めた。 

 準々決勝  琉球コラソン
 
  32 (14-12, 18-13) 25   湧永製薬
 
    スコアシート                
     戦評:  大会3日目の第2試合は琉球コラソンと湧永製薬の対戦。琉球コラソンのスローオフで試合開始。
琉球コラソン・21番連の速攻で幕を開けると、19番内山の速攻と2連取、対する湧永製薬は11番樋口、2番
谷村のシュートで、すかさず同点に追いつく。序盤流れをつかんだのは琉球コラソン、33番東長濱、1番棚原の
活躍で3連取すると、湧永製薬はたまらずタイムアウトを要求。タイムアウト後、湧永製薬は2番谷村らの3連続
得点で1点差に追いつく。相手に流れが傾きかけた琉球コラソンは、積極的なDFからの速攻で点差を引き離しに
かかったが、数あるノーマークのチャンスを湧永製薬GK1番志水の好セーブに阻まれ流れをつかむことができない。
このまま一進一退の攻防を繰り広げ、前半を14対12の琉球コラソン2点リードで折り返した。
 後半戦立ち上がり、両チームとも前半に引き続き一進一退の攻防が繰り広げられ、後半15分過ぎまで琉球
コラソン2点リードは変わらず。後半19分琉球コラソン1番棚原のシュートで後半戦最大の4点差がついたところで、
湧永製薬はタイムアウトを要求。タイムアウト後、琉球コラソン21番連がシュートに絡み2分間退場してしまう。しかし、
湧永製薬はこの好機を生かせず点差を詰めることができない。1人退場というピンチをしのぎ切った琉球コラソンは、
23番水野のサイドシュートを皮切りに、5連続得点で勝負を決める。琉球コラソンは32対25で勝利、準決勝へと
駒を進めた。  

 準々決勝  大同特殊鋼
 
  24 (11- 9, 12-12) 21   豊田合成
 
    スコアシート                
     戦評: 大同特殊鋼のスローオフで試合開始。先制点は大同特殊鋼・4番藤江、続き6番加藤がポストシュートを決め
連続得点となったが、すぐに豊田合成・野田が7mスローを決め、どちらも譲らないスタートを切った。その後大同特殊鋼は
22番高などによる力強いプレーにより得点チャンスを作るが、豊田合成はGK1番藤戸の好セーブにより、粘り強く戦い、
前半21分6−6という展開となった。その後お互い得点チャンスを作るものの両GKの好セーブによる、GK対決といった
内容となる。その後、前半28分25秒、大同特殊鋼・4番藤江の速攻の点に引き続き、11番平子がサイドシュートを決め
11−9大同特殊鋼の2点リードで前半を終える。
 後半豊田合成・21番小塩のロングシュートで先制点をあげたが、大同特殊鋼・11番平子の7mスロー、22番高のロング
シュートにより3点差をつける。その後豊田合成・小塩のロングシュートなどで2度一点差まで詰め寄るも大同特殊鋼のDF,
GK12番久保の好セーブにより得点を譲らず、3点差をつけキープするという形で24対21で大同特殊鋼の勝利となった。  

2日目:12月25日(木)

 2回戦  トヨタ紡織九州
 レッドトルネード
  28 (13-15, 15-10) 25   大阪体育大学
 
     スコアシート                       
     戦評:  トヨタ紡織九州のスローオフで試合がスタート。トヨタ紡織九州が3番田中のロングシュートで先制するも、
ゲーム序盤、試合の流れをつかんだのは大阪体育大学。3番酒井、2番宮本の得点ですぐさま逆転。その後も5番
柴山の個人技などで得点を重ね、前半19分で9−7と大体大の2点リードとなる。流れを変えたいトヨタ紡織九州は
10番海道を投入。速いパス回しからのサイドシュート、10番海道を中心とした速攻などで前半23分に11-11の同点に
追いつく。このままトヨタ紡織九州に流れが傾くかと思われたが、大体大は7番伊藤、5番柴山のミドルシュートで再度
リードを奪い、15-13の大体大の2点リードで前半を折り返す。
 後半、トヨタ紡織九州のDFラインが上がり積極的なディフェンスを展開。これにより流れをつかんだトヨタ紡織九州は
後半スタートから3分で4連取し、17-15と逆転する。ここで大体大はたまらずタイムアウト。ここからはお互い退場者が
出ながらも一進一退の攻防を繰り広げ、後半16分を過ぎたところで21−21の同点と緊迫した試合展開となる。トヨタ
紡織九州は13番柳の連続得点で23-21と頭ひとつ抜け出す。大体大も5番柴山を中心としたオフェンスで食い下がるも
なかなか追いつくことができない。ラスト1分27-24と3点ビハインドの大体大がオールコートマンツーマンをしかけるも
トヨタ紡織九州のゴールキーパー12番岩下が飛びだし得点する。この得点で勝負が決まり、28-25でトヨタ紡織九州が
ベスト8進出を決めた。

 2回戦  トヨタ自動車東日本
 
  35 (19- 9, 16-14) 23   北陸電力
 
     スコアシート                       
     戦評: トヨタ自動車東日本のスローオフで試合開始。トヨタ自動車東日本は10番玉井の先制点を皮切りに、一挙
4連続得点。北陸電力はシュートを打つものの、相手GK1番永瀬の好セーブやミスなどからリズムに乗れず、たまらず
1回目のタイムアウトを要求する。しかし、タイムアウト後もミスからの失点をし、最初の得点をあげたのは、試合開始
から6分すぎであった。その後は両チーム得点をあげるが、豊富な運動量と高い連動性を持つトヨタ自動車東日本が
連続得点を重ね、前半18分過ぎの時点で10点差とし、そのまま前半が終了。
 後半もトヨタ自動車東日本の得点からスタート。しかし、北陸電力は連続得点を許さず、後半10分過ぎからのGK12番
廣瀬の連続ファインセーブから3連続得点で8点差へと詰め寄る。しかし反撃もそこまでで、その後はトヨタ自動車東日本
が安定した試合運びで試合終了を迎えた。 

 2回戦  琉球コラソン
 
  33 (15-17, 18-13) 30   日本大学
 
     スコアシート                       
     戦評:   日本大学のスローオフで試合開始。日本大は2番水町、19番原の得点で2点を先制する幸先の良い
スタート。対する琉球コラソンも15番松信、23番水野の得点ですぐさま同点に追いつく。日本大はコラソンの高い
ラインの積極的なディフェンスに苦しむも、コラソンの2回の退場の糸口に前半10分で1点リード。その後一進一退の
攻防を繰り返すが、コラソンが20番中村の得点を皮切りに3連取。その後も得点を重ね、前半16分には10−6と前半
最大の4点リードを奪う。このままコラソンが試合の主導権を握ると思われたが、日本大は2番水町の3連取、GK1番
渡邊のファインセーブで再び同点に戻す。流れを変えたいコラソンは1番棚原、33番東長濱を投入しDFを6-0で
ディフェンスに変更。しかし、33番東長濱の退場もあり、流れを引き戻すことができず、前半17-15の日本大のリードで
折り返す。
 前半リードで折り返した日本大はその後も波に乗り19番原のミドルシュートなどで後半7分にはこの日最大の4点
リードを奪う。ここでコラソンは再び1番棚原、33番東長濱を投入。これで流れが変わり、コラソンは1番棚原の個人技
などで得点を重ね後半12分とうとう同点に追いつく。再びリードを広げたい日本大であったがコラソンのGK22番石田の
ファインセーブに阻まれ、なかなかリードを広げることができない。日本大が攻めあぐねている間にコラソンは13番青木の
サイドシュートで27-26とし、この試合久々のリードを奪う。後半22分1点リードを許した状況で日本大はたまらずタイム
アウト。流れを変えにかかるも、タイムアウト後流れをつかんだのは逆にコラソン。1番棚原、23番水野、33番東長濱を
中心としたオフェンスで着実に得点を重ね、追いすがる日本大を振り切り33−30で琉球コラソンが試合をものにした。

 2回戦  豊田合成
 
  32 (18-11, 14-10) 21   早稲田大学
 
     スコアシート                       
     戦評:  早稲田大のスローオフで試合開始。豊田合成は13番今村のカットインで先制点を皮切りに、的を絞らせない
多彩な攻撃で早稲田大を攻め立てる。それに対し早稲田大は、5番東江を軸とした立体ディフェンスで対抗。12番GK
中野のナイスセーブも重なったが、3番内海を中心としたオフェンスが豊田合成の堅いディフェンスの前に思うように得点を
重ねることができず、14−10で豊田合成リードで前半終了した。
 後半開始早々に豊田合成の猛攻が早稲田大に襲い掛かる。10分で7−2と突き放す。流れを変えたい早稲田大は
たまらずタイムアウトを取るも、豊田合成の勢いは止まらず開始20分で14−6と更に突き放す。余裕を持った豊田合成は
後半22分タイムアウトを取るが、これが早稲田大に勢いを与え、5連続得点をするも、そこからが続かず、最後は豊田合成が
4連続得点をし、試合はそのまま32−21で豊田合成の勝利で終了した。

1日目:12月24日(水)

 1回戦  大阪体育大学
 
  29 (14- 8, 15-11) 19   長崎社中
 
     スコアシート                      
     戦評:  長崎社中のスローオフで試合開始。5番柴山のミドルで大阪体大が先制。その後もキャプテン柴山を
中心にゲームを優位に進め6対2とする。長崎社中も17番深江のポスト、13番岩尾のミドルなどで応戦し1点差に
詰め寄る。その後は一進一退の攻防が続くが、1番村上の好セーブから大阪体大が流れを掴み、前半を14−8で
終えた。
 後半立ち上がりは一進一退の攻防が続くが、13番中谷のミドル、3番酒井の速攻などで大阪体大が徐々に点差を
広げ22−13とリードを広げる。長崎社中は4番松永の速攻、6番中村のミドルなどで追い上げをみせるが、大阪体大を
脅かすには至らず29−19で試合終了。大阪体大が勝利を手にした。

 1回戦  北陸電力
 
  30 (11-12, 19-14) 26   中部大学
 
     スコアシート                      
     戦評: ほぼ互角の立ち上がりから、両チーム譲らぬ展開。北電は、前半15分中部大学・9番高橋の退場の間に
3点差に広げた。しかし、中部大はキーパーの好セーブもあり、退場あけに4連取で20分に同点、22分には逆転した。
その後、一進一退の攻防が続き、中部大が1点リードで前半が終わった。
 中部大は、後半開始早々2連取と好発進をみせた。そのまま中部大学が流れに乗ると思われたが、粘り強いDFと
キーパーの好セーブもあり、速攻などで点数を重ねなど7連取で一気に逆転。両チーム退場者を出し合う激しい展開の
中、点数を取り合った。中部大は後半残り4分半に、3点ビハインドの状況でタイムアウトを要請。その後、中部大が
サイドシュートで応戦するものの、北電が要所を押さえてリードを保ったまま逃げ切った。

 1回戦  日本大学
 
  30 (14-12, 16-12) 24   HONDA
 
     スコアシート                      
     戦評: 大会初日第2試合HONDA対日本大学はHONDAのスローオフで始まった。
 まず、先制したのはのHONDA・11番野嶋。すぐさま日本大学・3番小泉が取り返し、そのまま3連取で1−3。しかし、
HONDAがここから7番早川の得点をきっかけに4連取し盛り返す。ここからは、両チーム積極的に攻め、互いに一歩も
譲らない展開となる。その中、14:23にHONDAにチーム累計3枚目のイエローカードが出され、その直後、日本大学・
3番小泉が同点となるシュートを決め、さらに2点を重ね逆転する。その後、9−10となる中、HONDA・11番野嶋が退場し、
苦しい場面となる。しかし、ここを守り抜き失点せず切り抜けた。この後、日本大学にもチーム累計3枚目のイエローカードが
出され、カードが出尽くした。さらに、両チーム退場者が出るも、点差は開かず12−14で試合を折り返した。
 後半は日本大学・8番吉永のインターセプトの得点で始まった。後半も速い展開で試合が進んでいく。そして、HONDA・
8番伊藤が2回目の退場となり、ここから日本大学が徐々に点差を広げていく。中盤からはHONDAが立て直し、一進一退の
攻防が続いた。しかし、HONDA・8番伊藤が累積で失格となり、日本大学が優勢となると得点を重ね、最大7点差とした。
HONDAも最後まで喰らいつくも24−30で日本大学が勝利した。

 1回戦  早稲田大学
 
  24 (12- 7, 12-10) 17   FOG
 
     スコアシート                       
     戦評: 男子1回戦はFOGのスローオフで幕を開けた。開始1分、早稲田大は2番玉城のサイドシュートで先制点を挙げる。
その後は、早稲田大12番GK中野の好セーブ、早稲田大の力強いディフェンスに対して、FOGは得点できない時間が
続くが、6番吉野、9番篠田のサイドシュートで得点を重ねる。前半17分過ぎから早稲田大が速攻で4連取し、流れを
掴んだまま12−7で前半を折り返す。
 後半開始10分は、一進一退の攻防が繰り広げられ、両チーム共に粘りのあるディフェンスが光った。後半11分過ぎ
からFOGが3連取し2点差まで迫るが、早稲田大タイムアウト後の5番東江のロングシュートを皮切りに、早稲田大が
6連取しリードを広げた。その後は、お互いに得点を重ねるが、24−17で早稲田大が勝利をおさめた。

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