<日本代表男子 2007.8.4〜20 チュニジア・スロベニア遠征試合結果>

 
  試合結果 :   8/7(火)    8/9(木)   8/10(金) 

             8/14(火)   8/16(木)   8/17(金)




◆8/17(金)

日本代表  30 (16-11, 14-12) 23   シラクーザ
  
【戦評】
監督からタフさを要求され、午前中も速攻トレーニングで追い込み、イタリアリーグのチームと対戦。
スタート、日本は機動的な6:0ディフェンスで相手の攻撃のリズムを崩し、坪根の好セーブから永島のポスト、門山のロング、末松の速攻などで序盤6−2とリードを奪う。中盤から3:2:1ディフェンスにシステムチェンジしたが、ポスト・サイドでの失点が増え、12−9と追い上げられる。しかし門山のロング、東のカットイン、下川の速攻で再び5点差に広げる。相手もサイド攻撃で粘るが、この日絶好調のGK坪根が3本目の7mTを阻止し、前半5点差をつけて折り返した。
後半、宮アの速攻が決まり、一気に差を広げたいところだが、退場者を出し、相手に速攻・サイドなどで1点差まで追い上げられる。日本は再び6:0ディフェンスにシステムチェンジし、山口・武藤が機動的に動き、GK高木の好セーブから末松のカットインや武藤の速攻で3点差とする。相手のラフプレーにも耐えて、豊田の速攻、藤山・岩永のロングで突き放し、今遠征、絶好調の末松の速攻でセーフティーリードを奪い、最終日を勝利で終えた。

<得点>
末松6,門山5,豊田4,下川・宮ア・東・中川・武藤・藤山2,
前田・永島・岩永1





◆8/16(木)

日本代表  26 ( 9-11, 17-13) 24   トレブニュス
  
【戦評】
ミーティングで疲労は関係ない、侍としてナショナル選手として戦ってほしいと檄が飛び、試合に臨んだ。
立ち上がり、日本は無理な体勢からシュートを狙い、得点にならない。しかし、GK志水の3連続セーブで得点を許さない。日本は豊田7MTで初得点をあげる。すぐさま相手に7MTを奪われ同点とされるが、中川・宮アのロングシュートで3−1とリードする。勢いに乗るかと思われたが相手GKに阻まれ、リズムにのれない。日本は、山口を中心にDFで踏ん張り、前半2点ビハインドで持ち堪える。
後半スタート、GK高木の好セーブから豊田速攻、前田のロングで追い上げるが、相手も速攻やポストで攻撃の手を緩めない。しかし日本は藤山の代表初ゴールや門山の速攻、宮崎の1対1で同点に追いつく。相手もポストや速攻で攻め立てるがGK高木の砦を崩せず、1点差の攻防が続く、終盤相手の足が止まったところを東カットイン、永島の速攻、末松のステップ、門山・中川の速攻で一気に4点差に広げる。最後、日本は退場者が出るも、時間と点差を考えた攻防でスロベニアリーグ上位を下し、2勝目をあげた。

<得点>
豊田・東5,宮ア4,末松3,中川・門山・藤山2,前田・永島・香川1





◆8/14(火)

日本代表  33 (15-11, 18-18) 29   コペル
 
【戦評】
スロベニアに移動し、初戦、スロベニアリーグ上位チームのコペルと対戦。3時間のバス移動など言い訳にならない。過程を大事に頭を使って、集中して戦おうとゲーム前に円陣を組んで望んだ。
スタート、3:2:1DFが機能し、相手のミスから門山のロング、豊田7MTで4−0とリードを奪う。相手もポストやサイドなどを使い、4−4と追い上げる。途中出場の宮アのロング、末松の速攻で再びリード。ここから日本は、波に乗り、宮アから末松への速攻でのスカイが決まり、前半4点差で折り返す。
後半、相手チームも意地を見せ怒涛の速攻で追い上げてくる。日本は、後半もペースダウンせず、末松サイド、宮ア・門山ロング、前田の速攻、ベテラン山口の連続ゴールなどで2点差をキープ。終盤、5:1DFにチェンジし、GK坪根の好セーブからこの日、絶好調の末松の速攻が飛び出し、5点差とリード広げる。あとは、慌てず時間を掛けながら攻撃をし、香川のゴールが決まり、遠征、1勝目をあげた。

<得点>
末松12,宮ア5,前田・門山4,山口3,豊田・香川2,中畠1





◆8/10(金)

日本代表  28 (15-14, 13-15) 29   チュニジア
  
【戦評】
北京予選の最終2試合を想定し、連戦でのハイレベルな戦いを意識して臨んだ。
日本は3:2:1ディフェンス、チュニジアは6:0ディフェンスでスタート。お互い得意とするディフェンスでアグレッシブに守るが、攻撃のリズムがとれず、波に乗れない。日本は相手のパスミスから下川の速攻、サイドシュートで主導権を握る。チュニジアもロングシュート、速攻で日本に追いつくが、GK高木のセーブから東、前田のロングシュート、豊田の速攻で再びリードする。日本は中盤、攻撃のイージーミスによりリードを奪われるが、チュニジアの退場時に豊田、宮アの得点で15−14と1点リードで折り返す。
後半開始、日本のミスからチュニジアのミドルシュート、速攻で逆転される。ここで日本のエース・宮アが奮起し、3連続ゴールで再び逆転。日本は5:1ディフェンスにシステムチェンジし、GK志水のファインセーブにより日本のリードが続く。チュニジアも地力を見せ、走りこんで1対1、左利きのエースが立て続けにロングシュートを決め逆転。下川の速攻で同点とするが再び、エースに念じ込まれ無念の連敗となった。

<得点>
宮ア6,豊田・下川5,前田・末松・東3,永島2,山口1





◆8/9(木)

日本代表  29 (17-14, 12-16) 30   チュニジア
  
【戦評】
ミーティングで集中してベストを尽くすことを約束し、ゲームに臨んだ。スタート、3:2:1DFが機能し、相手がミスを連発する。日本は、一気に速攻でたたみ掛けたいところだが、パスミスによりチャンスが作れず、一進一退の攻防が続く。中盤、GK高木のファインセーブから豊田・門山・末松の速攻などで12−7とリードを奪う。しかし、日本は退場者をたて続けに出してしまい、サイドシュートなどで追い上げられるが、門山の活躍などで前半3点リードで折り返す。
後半、日本は5:1DFでスタートするが連続でカットインを決められ、1点差まで詰め寄られる。しかし日本は宮ア・東のロングで応戦し、逆転を許さない。中盤、日本は攻撃のミスにより、ピンチを招くが守護神坪根の好セーブにより、1点差の攻防が続く。ところが相手の7MTを顔面で死守し、坪根が負傷退場時に逆転を許してしまう。最後、門山・東が果敢にシュートを狙うが、ゴールが決まらず、惜敗となった。

<得点>
門山7,宮ア6,末松4,豊田・下川・東3,前田・永島・香川1





◆8/7(火)

日本代表  20 ( 9-10, 11-16) 26   チュニジアジュニア
  
【戦評】
チュニジア遠征、最初のトレーニングマッチは、チュニジアジュニアとのゲームであった。
立ち上がり、チュニジアの豪快なロングシュートが決まる。日本も負けじと門山・前田のロングシュートで応戦。チュニジアもサイドシュート、ロングシュートで同点に追いつく。お互いに主導権を握ろうとするが、日本はイージーミス、チュニジアは坪根の好セーブで、両者共攻撃のリズムがとれず、9−10とロースコアな展開で前半が終了。
後半に入っても、日本のイージーミスは減らず、速攻につながれ3点差とリードされる。日本は前田のロングシュート、末松の速攻などで粘りを見せるが、5:1ディフェンスが機能せず、また速攻での得点も伸びず、追い上げることができない。中盤から宮アがセットで3連続得点するも、テクニカルミスが続き、速攻につながれ7点差とリードを広げられる。武藤のポストシュート、東のロングシュートで意地を見せるが及ばず、20−26で遠征初戦を白星で飾ることはできなかった。北京予選に向けてペースアップしていきたい。

<得点>
前田・宮ア4,東3,豊田・末松2,下川・永島・武藤・山口・門山1





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