<2011年8月 日本代表男子海外遠征 試合結果>

  

    2011年7月27日(水)〜8月30日(火) 海外遠征(ポーランド、デンマーク)

■試合結果   8/4(木)   8/5(金)   8/6(土)   8/11(木)   8/12(金)
8/13(土) 8/14(日) 8/16(火) 8/17(水) 8/18(木)
8/19(金) 8/20(土) 8/21(日) 8/23(火) 8/24(水)
8/26(金) 8/27(土) 8/28(日)


◆8/28(日)

   日本代表  32 (19- 8, 13-17) 25  Tonder (テナー・デンマークリーグ1部)

<戦評>
デンマークリーグ1部Tonderとの対戦。
欧州遠征最後の試合は立ち上がり、ディフェンスミスからの失点で4分で1−3とリードされるものの、豊田の速攻、富田・小澤らのシュートが決まり10分に4−4の同点に追いつく。さらに昨日、目の負傷で途中交代したGK松村の好セーブをきっかけに宮ア・豊田・門山・小澤・海道らの連続得点で14−7とリードする。その後も武田・岸川・末松らの得点で前半を19−8で折り返す。
後半、メンバーの入れ替えをして様々なオフェンス・ディフェンスのコンビ・システムの確認を行う。途中、ミスから連続失点する場面もあったが、野村・宮ア・谷村らの得点で加点し32−25で勝利した。
1ヶ月の遠征で、18試合を11勝7敗と勝ち越して終えることができた。
あと1ヶ月半でもう一度チームを固め、予選に臨みたい。

<個人得点>
小澤・豊田5、門山4、宮崎・野村3、
谷村・末松・海道・富田2、高智・武田・岸川・東長濱(ほ)1



◆8/27(土)

   日本代表  39 (18-15, 21- 9) 24  Ajax(アヤックス・デンマークリーグ1部)

<戦評>
デンマーク 1部リーグのAjaxとの対戦。
宮アのミドルで先制するが、ミスからの逆速攻で1−4とリードされる。徐々にディフェンスでの足が動きだし相手のミスを誘うと門山・小澤の連続得点、GK松村のセーブから豊田・宮アが得点し14分で9−6と逆転。中盤、サイドシュートがGK松村の目に当たり、負傷退場してしまう。しかし、交代して入ったGK浦和も好セーブを見せる。オフェンスでも豊田の連続得点などで、前半を18−15で折り返す。
後半も宮ア・富田・東長濱秀希・海道・末松らの連続得点で8分で25−16とリードを広げる。さらに10分過ぎにも野村・富田・末松・永島らの得点で30−17として、15分過ぎまで相手を3得点におさえる。その後も相手のラフプレーにもめげず、東長濱秀作・木村らのシュートで加点し、39−24で勝利した。GK松村の目も今のところ大事に至っておらず、明日の最終戦をむかえる。

<個人得点>
宮崎8、富田5、末松・豊田4、小澤3、
谷村・永島・海道・東長濱(ほ)・門山・木村2、高智・野村・東長濱(し)1




◆8/26(金)

   日本代表  33 (15-13, 18-12) 25  TSO(デンマークリーグ1部)

<戦評>
デンマークリーグ1部のTSOとの対戦。
立ち上がりポスト木村にボールを集め得点するものの、シュートミスも多く8分で5−6と1点リードされる。しかし、直後に相手が2人退場しチャンスを得ると野村・谷村・東長濱秀作と3連続得点で逆転に成功。その後もGK甲斐の連続セーブや高智らの得点で前半を15−13で折り返す。
後半、相手のミスから富田が速攻を決めると、8分には高智・豊田の連続速攻、さらにGK浦和のセーブから野村がシュートを決め15分で25−18とリードを広げる。その後も日本はどんどんメンバーを交代し、門山のミドルや宮アの速攻、キャプテン末松のカットインなどで加点し33−25で勝利した。
残り2戦、今遠征の成果を結集した試合にしたい。

<個人得点>
高智7、谷村・木村5、東長濱(し)4、野村3、
末松・宮崎2、小澤・豊田・富田・東長濱(ほ)・門山1




◆8/24(水)

   日本代表  30 (17-11, 13-15) 26  Kolding(コリング・デンマークリーグ1部)

<戦評>
デンマーク エリートリーグKoldingとの対戦。
デンマーク代表をはじめ、スウェーデン・フランス代表を揃えた強豪チーム。
序盤、宮ア・岸川の連続速攻が決まり、リズムをつかむ。相手も早いパス回しからミドル・ポストなどで得点し、10分まで7−7の同点。8分過ぎ、好調の門山のミドル、富田のポストで2点差をつけると、GK甲斐のセーブから富田がポストを決め9−6とリード。中盤以降、Koldingは変則5−1へディフェンスシステムをチェンジするが、広くなったスペースを利用し岸川→豊田→宮アへのダブルスカイを決めるなど3点差を維持する。残り2分、末松・宮アの連続得点で加点し17−11で折り返す。
後半、相手は変則5−1で対応するが、海道のゲームメイクから富田・小澤、海道本人も得点し10分で24−16とリードを広げる。しかし、12分、16分に日本は退場者を出してしまい、点差を縮められるがGK松村の好セーブで再びリズムを取り戻す。22分、永島が得た7mスローのチャンスを東長濱秀希が決め、野村が速攻を決め28−21。残り5分を切り、失点するが30−26で勝利。強豪を相手に60分間、武田を中心にディフェンスシステムを6−0で守り切れたことが自信になった。
残り3試合。さらにディフェンス・オフェンスの精度を上げていきたい。

<個人得点>
宮崎6、海道・富田・門山4、
小澤・豊田・岸川・野村・東長濱(ほ)2、末松・東長濱(し)1




◆8/23(火)

   日本代表  26 (14-11, 12-13) 24  Fredericia(フレデリシア・デンマークリーグ1部)

<戦評>
デンマークリーグ1部Fredericiaとの対戦。
日本は6−0ディフェンス、相手は5−1ディフェンス。日本は広くなったスペースを狙い、小澤・野村らのサイドシュートなどで得点し、10分まで5−5の同点。15分、連続失点で7−8とされるが、ディフェンスとの連携からGK浦和が連続セーブ。これを東長濱秀希が速攻で決めすぐに同点に追いつく。さらに野村・海道らの得点で11−9。その後、7mスローをGK松村が連続セーブなどで前半を14−11で折り返す。
後半、日本はメンバーを入れ替えて対応。GK甲斐のセーブから高智・東長濱秀作と連続ゴールで18−13とリードを広げる。さらに相手のミスからリードを広げるチャンスを得るが、日本もミスを連発。中盤、日本が1人退場する間に22−20と2点差に。残り5分を切り、大事な場面でミスが続き、23−23の同点に追いつかれる。何としても勝ち越したい日本は東長濱秀作からのパスを木村が決め、東長濱秀作もカットインを決め25−23。1点返されるが、最後に高智がミドルを決め26−24で勝利。
試合に勝利したが、ミスが目立つ試合になってしまった。残り試合の中でこの課題を少しずつ克服していきたい。

<個人得点>
高智・東長濱(ほ)4、小澤・海道・野村3、
谷村・東長濱(し)・木村2、末松・豊田・富田1




◆8/21(日)
  ※8/19〜21 GOG大会 3戦目

   日本代表  32 (17-17, 15-18) 35 Emsdetten(エムスデッテン・ブンデスリーグ2部)

<戦評>
GOGトーナメントの最終戦はドイツ・ブンデスリーグ2部のEmedetten。
先の世界選手権でも対戦したオーストリア代表、2mの左利きのエースも所属。仮想・韓国対策として臨んだ1戦は開始1分、門山への危険なプッシングでいきなり相手が退場。相手はエース宮アにマンツーマンディフェンスをつけて対応するが、岸川・門山・豊田と3連続得点で好調なスタート。しかし速攻でのミスから失点を許し、6分に4―4の同点に追いつかれる。中盤、またもミスからの失点で10−13とされるものの、豊田・海道の連続得点で13−13の同点に。さらにGK甲斐のセーブから武田がミドルを決め14−13と逆転。リードして後半を闘いたかったが17-17の同点で折り返す。
後半、9分過ぎまでは1点を争う展開。しかし、10分シュートミスからの連続失点で23-26と3点差をつけられる。その後、門山のミドル、東長濱秀希のカットイン、野村の7mスローなどで加点。残り3分、宮アらの連続得点で32−33の1点差。この勢いを継続したかったが、パスミスから逆に失点してしまい、流れを断ち切られ32−35で試合終了。接戦を勝ちきることができなかった。

<個人得点>
門山8、豊田5、宮崎・岸川4、末松・海道・東長濱(ほ)2、
小澤・武田・富田・野村・東長濱(し) 1
 
デンマーク在住の日本の方々より、差し入れを戴きました。ありがとうございました。




◆8/20(土)
  ※8/19〜21 GOG大会 2戦目

   日本代表  33 (16-15, 17-15) 30  Skanderborg(スカネルボル・デンマークリーグ1部)

<戦評>
デンマーク エリートリーグのSkanderborgとの対戦。
立ち上がり、日本の6−0ディフェンスの動きが鈍く、広くなったスペースの間からミドルシュートを狙われる。日本も早いパス回しから富田のポスト、武田の速攻、海道のカットインなどで得点するが、15分まで6−9とリードを許す。さらにパスミスなどから18分には7−12と5点差をつけられる。しかしGK松村の好セーブで流れをつかむと、ディフェンスも運動量が増え相手のミスを誘い、野村・小澤・高智・宮アらの7連続得点で逆転に成功し、前半を16−15で折り返す。
後半はGK浦和のセーブから富田・野村の連続得点などで10分過ぎまで23−22。12分、豊田のスティールからの得点で流れに乗ると、宮ア・海道と続けてゴールを決め26−22。残り9分、日本が退場者を出してしまう間に、29−27と2点差にされるが、末松らの得点でこの点差を守りきり33−30で勝利。

<個人得点>
宮崎7、小澤6、豊田5、野村4、海道・富田3、末松2、
高智・武田・門山1




◆8/19(金)
  ※8/19〜21 GOG大会 1戦目

   日本代表  34 (19-16, 15-17) 33  GOG(デンマークリーグ1部)

<戦評>
GOGトーナメントの初戦はデンマークリーグ1部GOG。
立ち上がりエース宮アの3連続ゴールが決まり好調なスタートをきる。10分過ぎ、ミスからの連続失点で1点差にされるが、小澤・富田の連続速攻で10−7とする。17分、今度はシュートミスから再び1点差にされるが、豊田のパスカットなどディフェンスの足がよく動き、門山・豊田・永島らの5連続ゴールで17−11とリードを広げる。前半終了間際に日本は退場者を出していしまい、点差を詰められ19−16で折り返す。
後半の立ち上がり、簡単なシュートミスから失点が続き、8分過ぎに21―21の同点に追いつかれる。さらに失点が重なり、残り10分で27−30と3点差をつけられてしまう。岸川のカットインで1点を返すが、残り6分で日本は1人退場。このピンチでディフェンスが踏ん張りを見せ、パスカットから武田が速攻を決め29−30。残り5分を切り、昨日同様に1点を争う試合展開になるが、豊田・小澤・武田のゴールで残り1分で33−32と逆転に成功。1点を守り切りたい日本だが、相手のエールにミドルを決められ33−33の同点。残り14秒で日本はタイムアウト。ラストワンプレーでコンビネーションから豊田がポストシュートを決め34−33で勝利。
オリンピック予選でも想定される試合展開。一度逆転されてしまうが、また逆転して勝利できたことは大きな自信につながった。

<個人得点>
宮崎9、小澤・豊田4、岸川・富田・門山3、末松・武田・永島2、
海道・東長濱(ほ)1




◆8/18(木)

   日本代表  30 (16-11, 14-18) 29  VEJLE(デンマークリーグ1部)

<戦評>
デンマークリーグ1部Vejleとの対戦。
昨日の反省を活かし、パスワークと積極性を意識しての試合。門山のミドルで先制すると、宮アのカットイン、岸川の速攻などバックプレイヤーが積極的に前を攻め、15分で10−6とする。中盤も豊田の7mスロー、高智の速攻、末松のサイドと相手に的を絞らせない攻撃で加点していく。その後もディフェンスが安定し、相手のミスを誘う。GKも浦和がディフェンスと連携しセーブすれば、甲斐が7mスローをセーブするなどもっと点差を広げるチャンスはあったものの、16−11と5点リードで折り返す。
後半、連続失点で16−13にされるが、富田のポストで4点差に。中盤まで点の取り合いとなり、3,4点差の攻防が続く。一気に突き放したい日本だったがVejleに粘られ、残り2分で28―28の同点に追いつかれてしまう。すぐに東長濱秀作のミドルが決まり勝ち越すものの、相手もミドルを決めて29―29の同点。残り6秒で日本はタイムアウトを取り、最後の攻撃にかける。残り3秒、谷村のロングシュートが決まり30―29で勝利した。
明日からは場所をデンマークの南に移動してトーナメントに参加。連戦が続くが、引き続きパススピード・正確なプレーの選択を意識して試合に臨みたい。

<個人得点>
宮崎8、東長濱(し)5、門山4、富田3、高智・豊田・末松2、
谷村・岸川・野村・木村1




◆8/17(水)

   日本代表  28 (11-18, 17-15) 33  ODDER(デンマークリーグ1部)

<戦評>
デンマークリーグ1部Odderとの対戦。190cm台のバックプレイヤー、GKを揃えたチーム。
序盤は谷村・豊田の得点が得点し、3分で2−3。ディフェンスでリズムをつかみ早い展開に持ち込みたい日本だが、オフェンスでのミスが続きシュートまで持ち込めない。さらにシュートチャンスも大型GKにセーブされ、得点を奪えず15分で2−8とリードされてしまう。その後、木村・高智・東長濱兄弟らの得点で反撃するものの、立ち上がりの失点が響き、前半を11−18で折り返す。
後半立ち上がり、ディフェンスを3−2−1システムに切り替えると永島のパスカットから海道の速攻で得点するなど、日本の得意な形に持ち込む。
さらに東長濱秀作・海道と連続得点で流れを引き寄せるが、またもパスミスからの失点で流れに乗れず、18−27と9点差にされてしまう。
中盤はもう一度ディフェンスを6−0に戻して対応し、永島らの速攻で加点。
さらに谷村・武田の連続速攻などで徐々に点差を縮めて行く。残り5分を切り、小澤の連続速攻などで28−31と3点差まで詰め寄るが、逆転まで持ち込めず28−33で試合終了。
明日のトレーニングでもう一度パスの重要性を確認し、試合に臨みたい。

<個人得点>
東長濱(し)5、海道4、小澤・高智・永島・東長濱(ほ)3、
谷村・豊田・武田2、木村1




◆8/16(火)

   日本代表  27 (14- 8, 13-15) 23  Midtjylland(デンマークリーグ1部)

<戦評>
デンマークリーグ1部Midtjyllandとの対戦。
立ち上がり、宮アらの得点で10分過ぎまで5−5の同点。12分、門山のカットインで得た7mスローのチャンスを東長濱秀希が冷静に決めると、宮ア・小澤もシュートを決め、5連続得点で10−5とリードを広げる。ディフェンスでは武田・富田を中心とした6−0が機能し、相手のミスを誘う。シュートもGK甲斐がディフェンスとの連携から好セーブを連発すると、スピードを活かした速攻で富田・高智・永島らが加点。前半を14−8で折り返す。
後半、ミスから連続失点で14−10になるが、GK松村のセーブから宮ア・谷村らが速攻で得点を決める。中盤、日本に退場者が出てしまうが、この間もディフェンスの連携とGK松村の好セーブで無失点に抑える。15分過ぎ、東長濱秀作・谷村・木村の得点で24−14と10点差をつける。このまま日本のペースで進むかと思われたが、残り10分を切るころから攻撃のリズムが単調になりシュートミスから7連続失点で25−22まで追い上げられる。最後は末松・門山の得点が決まり27−23で勝利した。
試合に勝利したが、前半の良い流れを60分間継続し、相手のミスを速攻につなげ一気に攻め込む強さを追及していきたい。

<個人得点>
宮崎5、東長濱(ほ)4、谷村・小澤・高智3、豊田2、
末松・永島・富田・野村・門山・東長濱(し)・木村1




◆8/14(日)

   日本代表  26 (13- 9, 13-18) 27  H43 Lund(スウェーデン)

<戦評>
スウェーデンリーグ H 43との対戦。
立ち上がり、攻撃のミスから失点するものの、10分過ぎからGK浦和の3連続セーブで流れをつかむと宮ア・門山らの連続得点で6−4としリードする。さらにGK浦和が連続セーブでチームを盛り上げるが、シュートがなかなか決まらずリードを広げることができない。残り6分、相手のミスをきっかけに野村の速攻が決まると、ディフェンス6−0では富田・森の3枚目のラインも安定しだし、東長濱秀希・谷村・猪妻と連続得点が決まる。前半はGK浦和の安定したセーブもあり、13−9で折り返す。
後半、富田・猪妻らの連続得点や、GK甲斐の好セーブから10分過ぎまで19−14とリードを保つ。しかし途端にシュートミスが続き、そこから4連続失点で19−18と1点差に詰め寄られる。さらにオフェンスミスから、21−22と逆転されてしまう。残り5分を切り、末松の個人技や、宮アのミドルなどで加点し1点を争う展開となる。残り1分、ライン内防御で相手の7mスローが決まり26−27で敗戦。
明日再びデンマークに戻り、連戦が続く。
メンバーの入れ替えもあるのでもう一度ディフェンス・オフェンスの確認をして試合に臨みたい。

<個人得点>
宮崎8、門山4、富田・猪妻3、谷村・末松・2、
高智・森・野村・東長濱(ほ)1




◆8/13(土)

   日本代表  32 (15-18, 17-19) 37  HK MOLMO(スウェーデン)

<戦評>
スウェーデンリーグ HK MALMOとの対戦。
立ち上がり、日本はディフェンスを3−2−1で相手のミスを誘うが、動きが鈍く、広いスペースを利用されてポストにボールを集められリードを許す。しかし野村の7mスローをきっかけに門山・宮アらの得点で9分で5−5の同点。オフェンスでは6−0ディフェンスに対しミドルを狙うが、コースが甘くシュートが入らない。その間の3連続失点などで再び相手にリードを許す。一時は8−13と5点差になるが、小澤・豊田・谷村らの得点で11−13と2点差まで詰める。さらにGK甲斐の7mスローセーブから流れを引き寄せたい日本だったが、ディフェンスの連携がうまくいかず前半を15−18で折り返す。
後半、悪い流れを断ち切りたい日本だが、相手GKにシュートを阻まれ点差が縮まらない。15分過ぎには、日本が2人退場を出すピンチを迎えるが谷村・小澤の得点でこのピンチを凌ぐ。残り10分を切り、東長濱秀希・小澤の得点で28−30と2点差にするが、またも連続ミスから失点を許し流れをつかむことができない。終盤、中村・宮アらが得点するが最後までディフェンスの修正がうまくできず32−37で敗戦。
昨日、停電のため途中で試合終了になってしまったがディフェンス・オフェンスともに良い形ができつつあったので、今日の敗戦は非常に残念な結果であった。
明日の試合でもう一度立て直しを図りたい。

<個人得点>
小澤7、谷村・野村6、宮崎・東長濱(ほ)3、中村2、
末松・豊田・富田・猪妻・門山1




◆8/12(金)

   日本代表  24 (18-16, 6- 6) 22  Helsingor(デンマーク・エリートリーグ)

<戦評>
デンマークでの第2戦はHelsingor。1月の世界選手権前に対戦して敗戦しているチーム。
立ち上がり、宮崎の早い1対1から得点し先制。ディフェンスは昨日同様、アグレッシブな3−2−1。オフェンスでは富田・野村らの得点で6分で5−4、ディフェンスではGK志水の連続セーブをきっかけに岸川らの速攻など、4連続得点で9−4とリードを広げる。
18分過ぎ、体育館の照明がすべて消えてしまうハプニングがあり約8分間の中断があったものの、小澤・豊田の連続得点などで前半を18−16で折り返す。
後半も交代して入ったGK篠内のセーブから門山が速攻を決めるなど良い流れをキープする。しかし11分、13分とまたも体育館の照明がすべて消えてしまい試合は中断。
しばらく復旧を待つものの、照明がつくことはなく試合終了。アジア予選などでは起こりえる状況だったため、60分間戦い抜きたかったが24−22の2点差で勝利。今日のディフェンスをキープし、明日からの試合に臨みたい。
明日はスウェーデンリーグトップチーム(HK MALMO)と対戦予定。

<個人得点>
豊田・小澤6,宮ア3,富田・猪妻・野村・門山2,岸川1




◆8/11(木)

   日本代表  22 (14-15, 8-17) 32  MORS(デンマーク・エリートリーグ)

<戦評>
デンマークに移動しての初戦はエリートリーグのMORS。
日本は相手の6−0に対し、門山、東長濱秀希らが積極的にミドルを狙い、10分まで5−4とリード。中盤、門山が顔面を叩かれ負傷退場する場面もあったが、キャプテン末松を中心に攻撃を組み立て前半を14−15で折り返す。
後半、一気に逆転したい日本だったが、7分過ぎまでミスが続き5連続失点。
ディフェンスでも足が止まっていまい、広くなったスペースを利用され失点が続く。残り10分を切り、森のポスト・GK甲斐の好セーブから豊田の速攻などで加点するが、攻守ともに流れをつかむことができずに22−32で敗れた。
明日以降も試合が続くので、ワンプレーの精度を上げ試合に臨みたい。

<個人得点>
末松・豊田・森・野村・東長濱(ほ)3,小澤・高智・門山2,富田1




◆8/6(土)

   日本代表  44 (24-15, 20-17) 32 RK Gorenje(スロベニア)

<戦評>
ORLENCUP第3戦は、スロべニアの強豪クラブGorenje。
立ち上がり、富田・猪妻の速攻が決まり2−0。アグレッシブなディフェンスから海道・武田らのパスカットから得点が決まり8分で7−7と同点ながら、試合を支配し始める。10分過ぎ、GK甲斐の好セーブから猪妻の速攻、さらに野村・海道らの連続得点で11−7。中盤以降も谷村の連続得点や東長濱秀希の意表を突くミドルシュートなどで加点し、前半を24−15で折り返す。
後半もディフェンス・オフェンスの手を休めない日本は、宮ア・東長濱・中村の連続得点で30−20と10点差に。さらに末松・高智らの得点で加点すると、19分過ぎから約5分間を無失点に抑える。その後も豊田らの得点が決まり44−32で勝利。ORLENCUPを3位で終了した。

<個人得点>
野村・東長濱(ほ)7,末松・谷村5,豊田・宮ア4,海道3,
猪妻・中村・高智2,富田・岸川・武田1




◆8/5(金)

   日本代表  28 (13-21, 15-18) 39  THW Kiel(ドイツ)

<戦評>
ORLENCUP第2戦は、ドイツの強豪クラブTHW Kiel。
フランス・スウェーデン・ドイツ代表選手などで構成されているl。
序盤、両チームとも堅さがみられる中、日本は小澤・宮ア・門山の得点で5分まで3−5。ここで踏ん張り、逆転のチャンスを狙いたい日本は早いステップワークから高智のミドルや富田・森らの得点で応戦。しかし、ミスからの3連続失点などもあり前半は相手に圧倒され、13−21で折り返す。
後半、海道の組み立てから野村・岸川らが得点。さらにGK浦和の7mスローセーブ、海道・宮アの連続得点。途中出場のキャプテン末松も得意のフェイントからカットインを決めるなど日本選手の動きにキレが戻る。残り10分、23−36と点差を大きく広げられたが、相手のプレーにも慣れディフェンスが機能し始める。試合は28−39で敗れたが、改めて早いパス回し・正確なプレーの選択の重要性を肌身を持って感じ取ることができた。

<個人得点>
宮ア7,野村・森・岸川・末松3,小澤・富田・海道・門山2,高智1


◆8/4(木)

   日本代表  32 (16-18, 16-19) 37  Wisla(ポーランド)

<戦評>
10月末のオリンピック予選に向け、武者修行の1ヶ月。
3日間でORLEN Wisla Plock(ポーランド)、THW Kiel(ドイツ)、
RK Gorenje Velenje(スロベニア)と対戦するORLENCUP。

初戦は、地元ポーランドのWislaとの対戦。
立ち上がり、宮アのミドルで先制、GK志水のセーブから富田・豊田と連続ゴールで7分まで3−2と好調な滑り出し。単純なミスは確実に失点につながり、5−7と逆転されるがすぐに小澤の連続速攻で同点に。18分過ぎ、9−10の1点ビハインドから同点に追いつくチャンスを得るがシュートが決まらず、逆に連続失点で9−12と3点差をつけられてしまう。その後も宮アのミドルや野村の7mスロー、森のポストシュートなどで挽回するが、追いつくことができず前半を16−18で折り返す。
後半、東長濱秀希の連続ゴールで19−19の同点に追いつく。しかし2分、7分、10分、13分と連続で退場があり、門山・小澤・高智らが得点するものの、26−32と点差を広げられてしまう。さらにシュートミスから失点を許し、24分に27−36と9点差をつけられてしまう。その後、森・小澤の連続速攻、GK志水の連続セーブから野村・高智らがゴールを決めるが32−37で試合終了。
途中、日本のスピードについてこれない状況を作りながらも、判断ミスなどからゴールを奪えなかった。ディフェンスでは2mを超す大型ポストとのマッチアップなど、国内ではなかなか経験できないことを体験することができた。
この課題を克服し、アジア予選突破へつなげたい

<個人得点>
宮ア・東長濱(ほ)6,小澤5,森4,野村・門山3,
高智・富田2,豊田1

  


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