月刊誌『スポーツイベント・ハンドボール』とのコラボレーションで、さまざまな立場からハンドボール界を支えてくれている人をご紹介していきます。
3回目は2020年12月に開催された第72回日本選手権大会(男子) の準備、運営に奔走した岡山県ハンドボール協会事務局長・安井誠さんに登場してもらいました。
◇病が“働き方改革”につながる
順天大卒業後もHC岡山でGKとして2005年の岡山国体などに出場した安井さん。指導、レフェリーなど充実していた30代なかばで今も治療・観察を続ける病魔に襲われましたが、これが岡山県協会事務局長として活躍していく契機となりました。
◇難局を乗り越えて大会運営
日本選手権(男子)の岡山県開催が決まり、準備を重ねてきましたが、新型コロナウイルス感染症がまん延。中止も想定しつつ、岡山県協会・尾﨑茂会長のリードのもと、最大限の準備を整えて、大会を運営し、大盛況へと導きました。
◇コロナ禍でどう考え、動くか
安井さんがホッとできたのは、大会に起因する感染者が出ることなく、感染症対策のための個人情報を破棄した大会1ヵ月後。ようやく落ちつきを取り戻し、勤務先の倉敷琴浦高等支援学校の教壇に立っています。安井さんの姿勢や「これからどうなるか、ではなく、今、できる最善のことを考えていました。対応が遅れた、違ったと思えば、やり直せばいいのです」という言葉は、コロナ禍での大会運営を後押ししてくれます。
安井さんのより詳しい活動のようすやビジョン、球界への提言は『スポーツイベント・ハンドボール 2021年3月号』をご覧ください。