< 第15回アジア競技大会 試合結果 >

◆試合結果 12/3(日) 12/4(月) 12/5(火)   12/6(水)   12/7(木)
12/8(金) 12/9(土) 12/10(日) 12/11(月) 12/12(火)
12/13(水) 12/14(木)


 ◆星取表( 男子 , 女子 )



◆12/14(木)

 《男子》

《3位決定戦》 イラン 31 (14-11, 17-16) 27 韓 国
《決勝戦》 クウェート 27 (13-11, 14-13) 24 カタール





◆12/13(水)

 《男子》

  *順位決定ラウンド

《5位決定戦》   日 本 31 (15-16, 16-18) 34 シリア
【戦評】
日本の最終戦となる5位決定戦は、シリアとのゲーム。相手はパワフルな14番のポストプレーヤーと 11番のエースが中心となるチームである。スタート日本は今大会を象徴するかのように出足が悪くシリアの19番のカットインで先制されると、連続3失点を許す。しかし日本は若きエースの門山が絶好調。得意の力強いカットイン、ディスタンスシュートなど連続得点で前半5分同点に追いつく。その後両チームとも1点差をめぐる攻防が続き前半を15対16シリアリードで終了。
後半に入ると前田、東が得点を重ねるが、シリアも14番のポストの活躍でなかなか追いつくことができない。後半残り8分シリアのエース11番、14番の連続ポストシュートの得点でリードを広げられる。日本は東のディスタンス、今大会初出場のGK志水の7mセーブで追いすがるが、相手の攻撃を守りきることができず結局34−31の3点差でタイムアップ。日本は6位に終わった。レフェリーの笛もシリアよりだったことは否めないが、大事な勝負どころでシュートを決めれなかった
日本の課題も浮き彫りになった試合だった。
≪得点≫門山8,東5,豊田・前田・富田4,中川2,松林・永島・中畠・猪妻1 

  

《女子》

  *順位決定ラウンド

《3位決定戦》   日 本 25 (16-13, 9- 9) 22 中 国
【戦評】
銅メダルをかけた最終戦は中国との戦いとなった。6月に行われた女子ハンドボールアジア選手権(中国・広州)では苦杯をなめている相手だけに、是非とも勝ちたい試合であった。確かに中国は体格面で日本を大きく上回る。しかし、決して勝てない相手ではない。
試合開始早々、日本チームは4連続得点で勢いをつける。中国はキャプテンのLi選手を中心に得点を返すも日本の勢いをとめることができない。谷口のフリースローからの直接ゴールや大前の技ありサイドシュートは少なからず中国チームに動揺を与えたようである。
この日はコートプレイヤーの活躍もさることながらGKも日本の進撃に大きな役割をになった。飛田が中国エースWANGのディスタンスを止めると、7mスローでは田中が股下にさそったシュートを見事シャットアウト。このGKの活躍が日本の守りに安定感をもたらした。日本は終始3〜4点のリードを保ち、16対13で前半を折り返した。
後半は日本チームの3連取でスタートした。この時点で19対13の6点差がついた。しかしここで日本チームの勢いが止まってしまう。中国の高く厚い守りに、思ったように得点をすることができない。対して中国はキャプテンLi選手が得点を重ね、後半20分には21対21と試合を振り出しに戻した。このまま逆転を許してしまうのか?という嫌な雰囲気が漂ったが、途中出場の東濱がGKの逆をつく見事なディスタンスシュートを放つと、続いて金城がゴール隅ぎりぎりにきっちりとシュートを決めて再び日本に流れを呼び戻した。最後は早船がスカイプレイを決めて勝利を確実なものとした。残り10秒のカウントダウンの中、日本チームは25対22の3点差で歓喜のタイムアップを迎えた。これまで自らのミスでチャンスを逃してきた日本チーム。しかしこの試合では、ここぞという時にきちんと守り、得点を挙げることができた。日本代表として成長の見られるゲームとなった。
≪得点≫金城・谷口・山田5,早船3,佐久川・水野・大前2,東濱1
《決勝戦》 韓 国 29 (14-14, 15- 8) 22 カザフスタン





◆12/12(火)

 《女子》

  *順位決定ラウンド

《7位決定戦》   タ イ 43 (25- 9, 18-11) 20 インド
(B組4位)   (A組4位)
 
《5位決定戦》 チャイニーズタイペイ 26 (16-11, 10-14) 25 ウズベキスタン
(B組3位) (A組3位)

  

 《男子》

  *順位決定ラウンド

《9位決定戦》   レバノン 31 (12-12, 19-17) 29 UAE
 
《7位決定戦》 バーレーン 32 (18-18, 14-13) 31 サウジアラビア





◆12/11(月)

 《男子》

  *順位決定ラウンド

《13位決定戦》   香 港 35 (19-18, 16-14) 32 ウズベキスタン
 
《11位決定戦》 中 国 34 (18-14, 16-19) 33 インド

  

   *準決勝

クウェート 31 (16-10, 15-12) 22 イラン
(A組1位) (B組2位)
 
カタール 40 (19-13, 21-15) 28 韓 国
(B組1位) (A組2位)

 

 《女子》

   *準決勝

日 本 28 (14-17, 14-15) 32 カザフスタン
(B組2位) (A組1位)
【戦評】
決勝進出か、それとも3―4位決定戦か。本戦の結果で命運が分かれるだけに、絶対落とせない試合となった。体格面で大きく上回るカザフスタンを相手に、いかにライン際の攻防をしのぐかがこの戦いのキーポイントとなった。
序盤、金城がシャープやディスタンスを決めると、続いて谷口が得点を挙げて日本に勢いをつける。しかしカザフスタンも長身のAJIDERSKAYA選手が豪快なシュートを決めて譲らない。前半7分過ぎからカザフスタンが5連続得点を挙げて日本を突き放しにかかるが、早船が気を吐いてカザフスタンに待ったをかける。その後も、取っては取られての展開が続き、17対14、カザフスタンの3点リードで前半を折り返した。
後半開始直後、カザフスタンの体格を活かした攻めに、一時は5点リードを許すものの、好調の早船が太ももに打撲を負いつつも連続得点を挙げ、2点差まで詰め寄る。しかし、何度かこういった好機を得るが、ミスで攻撃を断つ形となり、それ以上点差をつめることができない。日本チームは、早いボール回しにクロスを織り交ぜ、早船や金城がシャープなシュートを打ち込む形でカザフスタンを追いかける。対してカザフスタンはフリースローからのディスタンスシュートで得点を重ねる。日本チームにとっては、得点はするものの、カザフスタンのディスタンスシュートを止めることができず点差が縮まらないという歯がゆい展開となった。終始カザフスタンが3〜4点のリードを保ったまま、32対28でカザフスタンが勝利した。日本チームは13日の3−4位決定戦(対中国)に臨む。
≪得点≫早船9,金城5,山田4,水野・谷口3,佐久川2,小松・長野1
韓 国 34 (18-14, 16-18) 32 中 国
(B組1位) (A組2位)





◆12/10(日)

 《女子》

≪A組≫ カザフスタン 32 (15- 9, 17-16) 25 中 国
(3勝) (2勝1敗)
 
ウズベキスタン 29 (14- 9, 15-15) 24 インド
(1勝2敗) (3敗)
≪B組≫ 日 本 21 ( 9-16, 12-12) 28 韓 国
(2勝1敗) (3勝)
【戦評】
予選リーグの最終戦は強豪韓国との対戦である。立ち上がりは、金城がディスタンスシュートを決めると、すぐさま韓国左腕のCHOIがカットインで取り返すという、両チームともに譲らない展開となった。前半中盤、韓国のエンジンがかかり始め、エースMOONや左腕WOOの得点で日本チームを引き離しにかかる。しかし日本チームは谷口や植垣の得点で粘り強く喰らいついた。前半20分、この時点で10対7と韓国がリード。試合終了後にベルトバウワー監督が“前半20分からの5分が勝負の分かれ目”とふり返るように、この5分間で韓国チームが6ゴールを奪取した。対して日本チームはわずか1得点にとどまり、韓国チームが大きく流れを引き寄せた。
後半は両チームの得点こそ12対12の同点であるが、前半の貯金がある韓国チームは終始リラックスしたハンドボールを展開した。対して日本チームはなかなか縮まらない点差にタフな戦いを強いられた。結局、前半の点差が響く形となり、28対21の7点差で韓国が勝利した。
この試合で収穫といえるのは、前半、韓国にスパートを許してしまった時間帯の課題を、終盤までに修正できたことであろう。韓国に敗れはしたものの、まだ金メダルを獲得できる可能性は残されている。明日のカザフスタン戦に勝利し、ひとつでもよい色のメダルを目指す。
≪得点≫金城7,谷口4,小野澤・水野・長野2,小松・早船・大前・植垣1
≪B組≫ チャイニーズタイペイ 30 (17-12, 13-12) 24 タ イ
(1勝2敗) (3敗)

  

 《男子》

  *順位決定ラウンド

UAE 42 (27-10, 15-18) 28 インド
(予選A組3位)) (予選C組3位)
 
レバノン 31 (14-13, 17-15) 28 中 国
(予選D組3位) (予選B組3位)
 
ウズベキスタン 46 (24-15, 22-20) 35 マカオ
(予選C組4位) (予選A組4位)





◆12/9(土)

 《女子》

≪B組≫ 韓 国 44 (23- 8, 21- 9) 17 チャイニーズタイペイ
(2勝) (2敗)
 
日 本 40 (22- 7, 18- 6) 13 タ イ
(2勝) (2敗)
【戦評】
全日本女子チームのアジア大会第2戦目は、岡本大監督率いるタイであった。
出だしは両チームとも様子を見るようなゲーム展開であったものの、前半5分以降は日本チームががっちりと試合のリズムをつかみ、11連続得点で一気にリードを奪った。戦術の変更やタイムアウトを駆使して、なんとか日本の流れを止めたいタイであったが、日本は早船や植垣を中心に着実に得点を重ねて22対7の大量リードで前半を終えた。後半も日本チームはリズムを崩さず、後半10分には30対8と試合を決定づけた。その後も気を緩めることなく、次の試合につながる丁寧な試合運びをして40対13でタイムアップを迎えた。タイは選手のハンドボール歴が3〜4年という若いチームである。ハンドボールの技術は日本に及ばないものの、一生懸命にハンドボールに取り組む謙虚な姿勢は見るものにさわやかな印象を与えた。
次はライバル韓国との戦いである。韓国は初戦タイ、第2戦チャイニーズタイペイと横綱相撲で勝利しており、明日の戦いは日本チームにとって予選リーグの山場となる。是非とも勝利して、よい形でメインラウンドに臨みたい。
≪得点≫早船・植垣6,佐久川・谷口・山田4,金城・水野・大前3,
      小松・東濱・坂元2,小野澤1

  

 《男子》

  *本戦ラウンド

≪A組≫ クウェート 32 (15-10, 17-16) 26 韓 国
(3勝) (1勝1分1敗)
 
日 本 25 (13-10, 12-14) 24 バーレーン
(1勝1分1敗) (3敗)
【戦評】
メインラウンド最終戦は現在2敗のバーレーンとの対戦であった。この試合日本は得失点差で韓国に大きく引き離されているため、準決勝に進出するためには大差で勝たなければならない厳しいゲームであった。スタート日本は豊田の速攻で先取点を挙げる。バーレーンもポストシュート、速攻ですぐに逆転するが、日本も門山、富田ら若手の活躍で3連取に成功。そこから1点差の緊迫した攻防が続く。前半23分日本は東のディスタンスシュートなどで抜け出すと高木の好セーブもあり、3点差で前半を折り返す。
後半に入り一気にリードを奪いたい日本だが、立ち上がりミスからの速攻で2連取される。しかし後半から出場の右サイド中畠の連続速攻、サイドシュートなど3連続得点で取り返す。その後両チームともチャンスとなるノーマークシュートをGKに阻まれるが、日本の6点リードで残り5分を迎える。しかし日本は連続で退場者を出すと、バーレーンに連続6ゴールを奪われ残り1分で同点に追いつかれる。最後の攻撃、日本はキャプテン中川のカットインシュートでリードを奪うとそのままタイムアップ。接戦を制した日本がメインラウンド3位で5−6位決定戦に望むことが決まった。
≪得点≫東5,中畠4,豊田・前田・中川3,富田・永島・猪妻2,門山1
≪B組≫ カタール 10 ( 0- 0, 0- 0) 0 サウジアラビア
(3勝) (3敗)
 
イラン 30 (13- 8, 17-17) 25 シリア
(2勝1敗) (1勝2敗)





◆12/8(金)

 《女子》

≪A組≫ カザフスタン 38 (18-12, 20- 5) 17 インド
(2勝) (2敗)
 
中 国 46 (24- 9, 22- 8) 17 ウズベキスタン
(2勝) (2敗)

 《男子》

  *本戦ラウンド

≪A組≫ クウェート 32 (20-10, 12-18) 28 バーレーン
(2勝) (2敗)
 
  日 本 26 (14-13, 12-13) 26 韓 国
(1敗1分) (1勝1分)
【戦評】
韓国(大同特殊鋼の)ペク選手の先制点に引き続き、3連取でスタートダッシュに成功した韓国チーム。しかし、宮アの目の覚めるようなディスタンスシュートを皮切りに、門山、富田ら若い選手の連取で日本チームは前半10分、5対4とリードを奪った。そこからは一進一退のロースコアなゲーム展開に。前半20分から韓国チームは5連続得点してリードを奪う。しかし日本も負けてはいない。豊田、門山らの得点によって逆転に成功し、14対13と1点リードで前半を終えた。
後半開始早々、初戦で負傷したキャプテン中川が3試合ぶりの得点を決める。ここで波に乗りたい日本チーム。着実に得点を重ねて、後半13分にはこの試合最大の4点のリードを奪った。しかしここから韓国チームがじりじりと追い上げ始め、後半20分には23対23の同点となった。そこからは1点を争う緊迫したシーソーゲームの様相に。残り4分、門山の得点で26対25と1点リードする。しかし試合終了間際、韓国7番KO選手の同点打を許し、26対26の引き分けとなった。善戦はしたものの、シュートミスなどによってリードをひろげるチャンスを逃してしまったのが悔やまれる試合となった。
≪得点≫豊田7,門山6,中川4,猪妻3,富田・宮ア2,前田・東1

 

≪B組≫ カタール 29 (17- 7, 12-14) 21 シリア
(2勝) (1勝1敗)
 
イラン 28 (15- 8, 13-11) 19 サウジアラビア
(1勝1敗) (2敗)





◆12/7(木)

 《女子》

≪B組≫ 韓 国 45 (22- 7, 23- 7) 14 タ イ
(1勝) (1敗)
 
日 本 31 (14-11, 17- 9) 20 チャイニーズタイペイ
(1勝) (1敗)
【戦評】
12月7日、全日本女子チームは初戦にチャイニーズタイペイを迎えた。ドーハ入りから12日目、これまで綿密に調整してきた成果をぜひともコート上で表したい。前半立ち上がり、金城の先制点でスタート。しかし後が続かない。対してチャイニーズタイペイは、高くアグレッシブなディフェンスと機動力を活かしたオフェンスで日本のミスを誘う。前半14分、長野の速攻や坂元の7mスロー獲得で好機を得るが、シュートミスや失点でなかなかリズムをつかむことができない。山田のシュートで4点リードとするが、それ以上のリードを奪うことができず14対11で前半を折り返した。
後半開始直後に坂元が得点するが、やはり絶対的なリズムをつかめないまま時間が過ぎていく。しかし徐々にチャイニーズタイペイの特徴をつかだ日本チームは、守っては飛田の好セーブを速攻につなげ、攻めては高いチャイニーズタイペイのDFの裏のスペースを坂元、谷口のポスト勢が効果的に攻め、後半20分には7点のリードを得た。その後も日本チームはペースを譲らず、4連続得点、5連続得点でチャイニーズタイペイを突き放し、31対20でタイムアップを迎えた。
初戦を勝利で終えることができたが、課題も多く残る試合であった。ベルトバウワー監督曰く、“課題があるということは進歩の余地があるということ”。次のタイ戦では、ひとつでも多くの課題を克服し、予選の最終戦である韓国戦につなげたい。
≪得点≫金城5,小野澤・谷口・長野4,
      小松・佐久川・坂元・早船・水野・山田・植垣2

  

 《男子》

  *本戦ラウンド

≪A組≫   日 本 24 (10-19, 14-16) 35 クウェート
(1敗) (1勝)
【戦評】
メインラウンド1戦目、相手はBグループ1位のクウェート。大型の好ゴールキーパーを軸に大型選手を中央に置く手硬いDFが特徴で、攻撃は両バックコートプレーヤーの得点が中心となるチームである。
ゲームはクェート7番のサイドシュートで始まると、立て続けに5連取され、クウェートにスタートダッシュを許す。日本はリズムをつかめないまま10分にタイムアウトをとるとそこから流れが変わり猪妻、豊田の速攻などで17分に11−8まで追いつくと、すかさずクウェートもタイムアウト。その後日本はチャンスをつかむがことごとく相手GKに阻まれる。逆にクウェートはしぶとくボールをつないで展開し、確実にシュートを決めてくる。日本はじりじりと離され前半を19−10と大きく引き離されてターンする。
後半に入ってもクウェートの攻撃の勢いは止まらず、大型のポストプレーヤーにボールを集め、相手の退場を誘い、確実に得点を挙げるパターンで日本と差を広げる。日本は猪妻の速攻、サイドシュートで反撃するが前半の差がなかなか縮まらず35−24の大差で敗れた。日本は明日の韓国戦で勝利しなければ、メダルの可能性を失うだけに、いよいよ正念場に追い込まれた。
≪得点≫猪妻6,前田・門山4,豊田・東3,松林・宮ア・中畠・香川1
韓 国 43 (21-15, 22-14) 29 バーレーン
(1勝) (1敗)
 
≪B組≫ カタール 27 (12-12, 15-12) 24 イラン
(1勝) (1敗)
 
シリア 34 (15-11, 19-14) 25 サウジアラビア
(1勝) (1敗)





◆12/6(水)

 《女子》

≪A組≫ カザフスタン 23 (13- 6, 10- 6) 12 ウズベキスタン
(1勝) (1敗)
 
中 国 56 (29-11, 27- 8) 19 インド
(1勝) (1敗)

 《男子》

≪A組≫ カタール 29 (10-13, 19-12) 25 バーレーン
(3勝) (2勝1敗)
 
≪B組≫ クウェート 41 (20-14, 21- 9) 23 香 港
(3勝) (3敗)
 
≪C組≫ サウジアラビア 51 (24-11, 27-12) 23 ウズベキスタン
(3勝) (3敗)





◆12/5(火)

 《男子》

≪C組≫ 日 本 34 (15-11, 19- 9) 20 UAE
(2勝1敗) (1勝2敗)
【戦評】
予選ラウンド最後となったUAE戦、この試合を落とすと本選ラウンド進出が危ぶまれる日本はスタートから勢いのあるゲーム展開を見せた。
スタート、日本は門山の2連続ディスタンスシュートでリズムに乗ると豊田、猪妻の速攻で5−0とリードを奪う。スタートで日本の攻撃に圧倒されたUAEはAL SAFFARAの速攻で得点を挙げるとリズムを取り戻し、前半13分5−5の同点に追いつき粘りを見せる。日本は得意の3−2−1ディフェンスが機能し、早いチェックで相手の攻撃の勢いを止め相手オフェンスにプレッシャーをかける。
日本は門山が前半8点の大活躍により15−11で折り返した。後半は相手の単調になった攻撃を、調子の上がってきた日本の守護神、坪根がナイスセーブし、素早いタイミングで速攻につなげ門山、宮崎、途中出場の中畠の速攻などで徐々に差を広げた。途中日本は退場者を出すが、東のディスタンス、宮崎のカットインなどの攻撃が決まり、ビハインドを感じさせない勢いが見られた。最後は34対20の大量リードで勝利を勝ち取り、予選ラウンドはサウジアラビアに次いで、2位で本選ラウンドに進むことになった。
次戦は1日空けて12月7日に行なわれる。
≪得点≫門山9,宮ア7,東5,中畠・猪妻3,豊田・富田・永島2,香川1
≪A組≫ バーレーン 47 (22-15, 25-15) 30 インド
(2勝) (1勝2敗)
 
カタール 52 (24- 5, 28- 7) 12 マカオ
(2勝) (3敗)
≪B組≫ イラン 36 (13-10, 23- 8) 18 香 港
(2勝1敗) (2敗)
 
クウェート 33 (18- 9, 15-14) 23 中 国
(2勝) (1勝2敗)
≪D組≫ 韓 国 45 (23-11, 22-18) 29 レバノン
(3勝) (2敗)





◆12/4(月)

 《男子》

≪C組≫ 日 本 25 (11-11, 14-15) 26 サウジアラビア
(1勝1敗) (2勝)
【戦評】
日本の予選リーグ第2戦目は昨日UAEに勝利したKSA(サウジアラビア)であった。
サウジアラビアはエースのAL HARBI が先取点を挙げると日本は前田のステップシュートで応戦、先制すると中川、門山の連続得点で3連取、すぐさまKSAも3連続得点で逆転、流れをつかもうとする。日本は前半中川の負傷退場で戦力を欠くが宮ア、門山の奮闘で前半を11対11のタイスコアで折り返した。
後半はサウジアラビアに2連取されるが日本も豊田の速攻で食らいついていく。日本はリードする場面でことごとくノーマークシュートを外すなどリードを奪えずに進んでいく。日本の守護神、坪根も負けじとセーブを連発するが、相手に体格を利用して強引にねじ込まれてゴールを奪われるケースが多く見られた。途中出場の東がステップシュート、カットインと気を吐く、残り5分宮アのカットインで逆転に成功するが残り1分相手に7mスローを決められ、最後猪妻のサイドシュートがはずれタイムアップ26対25で痛い黒星を喫した。
サウジアラビアの激しい、ややラフなDFで日本選手が倒される場面が数多く見られたが、最後まで良く踏ん張り戦ったことは次につながることと思われる。明日は絶対に落とせない試合である。全員で勝利を勝ち取りたい。
≪得点≫宮ア6,東・富田・門山4,豊田3,松林・前田・中川・香川1
≪C組≫ UAE 46 (24-19, 22- 8) 27 ウズベキスタン
(1勝1敗) (2敗)
≪A組≫ インド 31 (17- 5, 14- 9) 14 マカオ
(1勝1敗) (2敗)
≪B組≫ 中 国 30 (18-10, 12-13) 23 香 港
(1勝1敗) (1敗)
 
クウェート 21 (16-12, 5- 2) 14 イラン
(1勝) (1勝1敗)
≪D組≫ シリア 37 (18-13, 19-15) 28 レバノン
(1勝1敗) (1敗)




◆12/3(日) 

 《男子》

≪C組≫ 日 本 56 (31-12, 25-18) 30 ウズベキスタン
(1勝) (1敗)
【戦評】
大阪でのジャパンカップを終え、その後クロアチア遠征を経て29日にドーハにった日本代表。
チームはいよいよ今日からアジア大会の試合が始まった。順調な仕上がり具合でドーハに入った日本。チームは、怪我で戦列を離れていた選手も徐々に回復してきてチームのムードも盛り上がってきた。そんな中での最初の試合は、国際大会の経験の少ない、またほとんどチームの情報のないウズベキスタンであった。
前半スタートは、お互いファーストゲームとあって、やや硬さが見られた。スタートは豊田のサイドシュートで幕を開けた。続けてサイド猪妻もサイドからゴールなど連続4得点の快調な滑り出しであった。ディフェンスも5−1からの速攻など日本ペースで進んだ。中盤は前田の3連続ディスタンスシュートで得点差を広げた。日本は相手の単調な攻撃からの速攻で前半を29−12で折りかえした。
サイドの変わった後半は、日本のノーマークシュートミスが目立ちに日本の攻撃が雑になり始めると、ウズベキスタンも攻撃のリズムを取り戻しカットイン、ディスタンスなどで応戦。しかし前半で開いた差は縮まらず56−30の大差で終了。大量得点を奪っての1勝ではあったが、初戦を終えて
課題の残った試合であった。
≪得点≫豊田8,前田7,東・中畠6,香川・猪妻・門山5,
      松林・富田・永島4,宮ア2
≪C組≫ サウジアラビア 33 (17-11, 16-18) 29 UAE
(1勝) (1敗)
≪A組≫ バーレーン 53 (27- 5, 26- 6) 11 マカオ
(1勝) (1敗)
 
カタール 48 (19- 9, 29-10) 19 インド
(1勝) (1敗)
≪B組≫ イラン 27 (15-10, 12-15) 25 中 国
(1勝) (1敗)
≪D組≫ 韓 国 38 (18-17, 20-19) 36 シリア
(1勝) (1敗)



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