<IHFニュース 2000年第15号>
このIHFニュースは、国際ハンドボール連盟(IHF)が、毎月発表している
プレス・リリースを日本協会で和訳したものです。原文については、IHFのウ
ェブに掲載されていますので、こちら(英語版)をご覧下さい。
2001年男子世界選手権(フランス):アジア予選は3段階で
2001年女子世界選手権(イタリア):アフリカの3参加国決定
2001年女子ジュニア世界選手権(ハンガリー):アジアとヨーロッパでまず予選通過
男子ジュニア世界選手権(スイス):ヨーロッパの枠は5つ
第4回世界大学女子ハンドボール選手権:ロシアがルーマニアとスロヴェニアを押さえて優勝
第8回女子アジア選手権:韓国にさらに栄冠
イベント・カレンダー
2001年男子世界選手権(フランス):アジア予選は3段階で
既報の通り、韓国、クウェート、サウジアラビアが2001年1月23日−2月4日フランスで開催の男子世界
選手権にアジア代表として参加する。この参加国を決める3つの予選がアジアハンドボール連盟によって
行われた。すなわち東アジア1、西アジア1、そして残りの第3代表決定戦である。
上海で行われた東アジア予選で韓国が日本、中国に勝ち、世界選手権出場が確定。結果の詳細は、中国x
日本 22:29(前半10:11)、日本x韓国 17:27(7:15)、中国x韓国 19:33(10:16)で、最終順位は、
1位韓国、2位日本、3位中国。
素晴らしいパフォーマンスで以下の選手が表彰された。
ベスト・ゴールキーパー イ・スクハン(韓国)、
ベスト・ウィング 山口修(日本)、
ベスト・ピボット ワン・シンドン(中国)、
ベスト・スロワー ツウ・ウェンシン(中国)、
最優秀選手 ペク・ウォンチュル(韓国)。
ヨルダンでの西アジア予選には計7ヶ国が参加。クウェートが直接資格を得てサウジアラビアが2位とな
った。
8月27日サウジアラビアと日本で世界選手権第3代表決定のプレーオフを行い、サウジアラビアが 26:23
(前半13:10)で日本を破った。この試合はドイツのIHFレフェリーペア、フランク・レンム / ベルン
ト・ウルリヒが審判し、素晴らしいパフォーマンスに賞賛が与えられた。
既報の通り、フランスの2001年男子世界選手権の予選ラウンドグループは以下の通りになっている。
Aグループ Bグループ Cグループ Dグループ
(モンペリエ) (ナント) (ブゾワンソン) (ダンケルク)
スウェーデン フランス スペイン ロシア
エジプト アルゼンチン クロアチア スロヴェニア
ポルトガル ユーゴスラヴィア ドイツ ノルウェー
アイスランド アルジェリア 韓国 チュニジア
モロッコ クウェート キューバ ウクライナ
チェコ共和国 ブラジル 米国 サウジアラビア
2001年女子世界選手権(イタリア):アフリカの3参加国決定
イタリアの女子世界選手権(2001年12月3−16日)へのアフリカ代表は、アルジェリアで開かれた今年の
アフリカ選手権で既に決定した。
アンゴラ、コンゴ、チュニジアが、この8ヶ国によるトーナメントのそれぞれ1位から3位となった。
以下がこの大会結果である。
<Aグループ> <Bグループ>
アンゴラ :チュニジア 30:22(17:12) カメルーン :アルジェリア 25:23(14:13)
コートジボワール:セネガル 26:11(12:05) コンゴ :ガボン 35:10(14:04)
セネガル :アンゴラ 19:30(07:15) アルジェリア:コンゴ 18:21(09:11)
チュニジア :コートジボワール 21:20(11:12) ガボン :カメルーン 15:27(06:13)
セネガル :チュニジア 23:36(08:16) コンゴ :カメルーン 24:20(14:09)
アンゴラ :コートジボワール 20:18(08:10) アルジェリア:ガボン 31:15(14:06)
<準決勝>
コンゴ:チュニジア 24:16(12:07) アンゴラ:カメルーン 26:21(13:13)
<決 勝>
7位8位 ガボン :セネガル 14:18(06:11)
5位6位 アルジェリア:コートジボワール 15:24(06:09)
3位4位 チュニジア :カメルーン 34:33(13:10)
1位2位 アンゴラ :コンゴ 30:21(14:10)
2001年女子ジュニア世界選手権(ハンガリー):アジアとヨーロッパでまず予選通過
アジアハンドボール連盟はダッカ(バングラデシュ)で行われた大陸選手権を利用して、2001年7月29日−
8月12日ハンガリーで開催の女子ジュニア世界選手権に参加するアジア代表を決定した。この1週間にわた
る大会で韓国、チャイニーズタイペイ、日本、中国が念願の出場枠を確保した。バングラデシュにおける結
果は以下の通り。
<Aグループ> <Bグループ>
韓国 :チャイニーズタイペイ 29:12 中国 :バングラデシュ 32:26
ネパール:インド 8:39 バングラデシュ:日本 10:44
ネパール:チャイニーズタイペイ 12:37 中国 :日本 16:25
韓国 :インド 39: 9
韓国 :ネパール 40: 6
チャイニーズタイペイ:インド 39:17
<準決勝>
韓国:日本 33:14 中国:チャイニーズタイペイ 22:25
<決 勝>
5位6位 インド:バングラデシュ 24:17
3位4位 日本 :中国 25:16
1位2位 韓国 :チャイニーズタイペイ 37:23
最終順位: 1.韓国 2.チャイニーズタイペイ 3.日本 4.中国 5.インド 6.バングラデシュ 7.ネパール
他にルーマニア、ロシア、クロアチア、スウェーデン、スペインの5チームが先週末フランスで標記世界選手
権(ハンガリー)の出場資格を得た。これらのチームはヨーロッパ選手権で1位から5位となったもの。結果
は以下の通りだった。
11位12位 トルコ :フランス 26:29(13:16)
9位10位 ユーゴスラビア:デンマーク 31:26(15:11)
7位8位 ドイツ :ハンガリー 27:25(11: 9)
5位6位 ノルウェー :スペイン 20:25(10:12)
3位4位 スウェーデン :クロアチア 23:25(11: 8)
1位2位 ロシア :ルーマニア 28:30(15:14)
最終順位: 1.ルーマニア 2.ロシア 3.クロアチア 4.スウェーデン 5.スペイン 6.ノルウェー
7.ドイツ 8.ハンガリー 9.ユーゴスラビア 10.デンマーク 11.フランス 12.トルコ
世界選手権ヨーロッパ枠の残りは2001年4月13−15日の予選トーナメントで決まる。
男子ジュニア世界選手権(スイス):ヨーロッパの枠は5つ
2001年8月20日から9月2日スイスで行われる男子ジュニア世界選手権に参加する最初の5ヶ国が決まった。ユ
ーゴスラビア、ベラルーシ、スペイン、デンマーク、スロヴェニアがアテネのヨーロッパ選手権で資格を得たも
の。試合結果の詳細は以下の通り。
結果
11位12位 ラトヴィア :ギリシャ 35:25(15:13)
9位10位 ノルウェー :マケドニア 34:38(17:17)
7位8位 クロアチア :ポーランド 28:30(17:15)
5位6位 スロヴェニア :ハンガリー 30:29(11:13)
3位4位 デンマーク :スペイン 22:30(14:15)
決 勝 ユーゴスラビア:ベラルーシ 34:29(16:16)
最終順位: 1.ユーゴスラビア 2.ベラルーシ 3.スペイン 4.デンマーク 5.スロヴェニア 6.ハンガリー
7.ポーランド 8.クロアチア 9.マケドニア 10.ノルウェー 11.ラトヴィア 12.ギリシャ
ヨーロッパの残りの枠は女子ジュニア同様、2001年4月13日−15日の予選で決まる。
第4回世界大学女子ハンドボール選手権:ロシアがルーマニアとスロヴェニアを押さえて優勝
第4回世界大学女子ハンドボール選手権が今年はフランスで行われ、13チームが参加した。FISU(国際大学スポー
ツ連盟)から以下の結果報告があった。
結果
11位12位 日本 :中国 32:31
9位10位 チェコ共和国:フランス 22:18
7位8位 ドイツ :リトアニア 30:25
5位6位 オランダ :スイス 29:26
3位4位 スロヴァキア:スペイン 28:27
決 勝 ロシア :ルーマニア 25:23
第8回女子アジア選手権:韓国にさらに栄冠
韓国女子のナショナルチームは、上海で先日行われた第8回アジア選手権でさらにタイトルを増やした。参加7チ
ームの中で、韓国だけが負けしらずのまま決勝では日本を寄せつけず、33:23で勝利を収めた。3位には朝鮮民主
主義人民共和国(DPRK)が開催国中国をおさえて入った。結果は以下のとおり。
<Aグループ> <Bグループ>
韓国 :カザフスタン 30:18(18: 6) 中国 :DPRK 28:24(15:15)
日本 :チャイニーズタイペイ 27:12(12: 4) インド:DPRK 11:51( 7:27)
韓国 :チャイニーズタイペイ 33: 9(20: 6) 中国 :インド 48:11(24: 5)
日本 :カザフスタン 25:23(14:10)
カザフスタン:チャイニーズタイペイ 30:16(12: 6)
韓国 :日本 28:19(13:11)
<準決勝>
韓国:DPRK 29:23(10:9)
中国:日本 21:24(10:9)
<決 勝>
5位6位 カザフスタン:インド 48:10(26: 8)
3位4位 DPRK :中国 24:18(10: 9)
決 勝 韓国 :日本 33:23(14: 9)
最終順位: 1.韓国 2.日本 3.DPRK 4.中国 5.カザフスタン 6.インド 7.チャイニーズタイペイ
個人表彰:
ベスト・ゴールキーパー オー・ヨンラン(韓国)、
ベスト・ウィング ツァオ・イン(中国)、
ベスト・ピボット 田中美音子(日本)、
ベスト・スロワー コー・ウォンスク(DPRK)、
最優秀選手 田中美音子(日本)
イベント・カレンダー
<9月>
9月16日−10月1日 シドニー(AUS) IOC 第27回オリンピック大会
9月17日−18日 シドニー(AUS) IHF エグゼクティブ・コミティ会議
<10月>
10月10日−25日 クウェート(KUW) AHF 第3回アジアクラブ選手権(男子)
10月30日−11月5日 アラカジュ(BRA) PATHF パンアメリカ選手権/世界選手権予(女子)
<11月>
11月16日−21日 パラナ・トレド(BRA) PATHF 南アメリカ選手権(女子Jr./男子Jr.)
11月26日−30日 エストリル(POR) IHF 第28回IHF通常総会