93の加盟連盟から 250名が参加した国際ハンドボール連盟第29回通常総会は、11月21−23日サンクトペテルブル
ク(ロシア)のホテルプリバルティスカヤで開催された。議題のうち特に2005年の各世界選手権授与が焦点とな
った。
<男子チュニジア、女子ロシア>
世界選手権大会・男子は、チュニジアがドイツの44票に対し46票を獲得して開催地に決定。ノルウェー、ルーマ
ニア、ロシアは事前に立候補を辞退していた。女子はロシアが65票を獲得、中国(15票)、ルーマニア(10票)
に大差をつけて世界選手権を開催することになった。コートジボワールとノルウェーは事前に辞退。
同大会男子ジュニアはハンガリー(56票に対しノルウェー33票)、女子ジュニアはチェコ共和国(47票に対しス
ロヴェニア41票)に決定した。またブラジルも立候補していたが票は入らなかった。
<2004年IHF総会はエジプトで>
次の第30回IHF通常総会は2004年11月エジプトで開催することとなった。エジプト53票、ルクセンブルグ28票、
オーストラリア5票、マカオ3票の投票結果によるもの。
<加盟連盟150に>
サンクトペテルブルク総会でレソト、セイシェル、ザンビア(全てアフリカ)とベトナム(アジア)の加盟が承
認された結果、正式加盟メンバーの数は150に達した。大陸別にはアフリカ−47、アジア−33、ヨーロッパ−46、
オセアニア−5、パンアメリカ−19と広がっている。
<構造改革は延期>
評議員会が意図し総会に提出した構造改革はサンクトペテルブルクでは投票に至らず、2003年11月スイスで開催
されるであろう臨時総会の議案に載せられることになった。新しい内規が採用されれば、修正後の組織は予定通
り2004年総会から発効する。
<連盟及びパートナー表彰>
国際レベルのハンドボールスポーツに多大な貢献があったことが認められ、ハンドボール・ユニオン・オブ・ロ
シアにハンス・バウマン杯が与えられた。同杯は初代IHF会長を顕彰して2年毎に特別貢献を対象に贈られる。
総会ではその他の表彰も行われた。