第1回女子ユース世界選手権は2006年8月カナダで行われる。この決定は先週の国際ハンドボール連盟第30回通常総
会で満場一致で採択された。この総会は既報の通り、エジプトの海岸リゾート、エルグウナで新記録となる 134加盟
連盟、約 400人の代表が参加して行われた。
男子ジュニア世界選手権を開催する権利は、マケドニアがライバルの開催地候補アルゼンチンを破って得ることがで
きた。女子ジュニア世界選手権の付与についての決定は延期され、2007年男子ユース世界選手権にはバーレーンが開
催に興味を示しているが、ともにIHF理事会に持ち越された。
第31回通常総会の付与に関しては、詳細が開催申請者との間でまだ明確になっていないため確定的な決定にはならな
かった。各国代表側の決定としては、今後次回からの総会は男子世界選手権の翌年、奇数年に行われる。
また各国代表たちは今後、選挙において候補者は1つのポストにのみ立候補することが許されることを決定した。こ
の決定の背景は技術的な面からで、より容易でより透明な選挙手続きを創出するためである。
ハンドボールにおける女性のプロモーションと、各国連盟における女性メンバー支援のための委員会を創設をしよう
という理事会の提案は、大きな賛成を得たが残念ながら内規が要求する3分の2の大多数に達しなかった。
総会を終えるにあたり、ハンドボールの分野で貢献した人々の表彰が行われた。ハンドボールの振興やその発展に貢
献した連盟に与えられるハンス・バウマン杯は、今年オリンピックと世界選手権のチャンピオン、クロアチアに与え
られた。大陸におけるハンドボールに大いに貢献したのは、アンゴラ(ANG), 中国(CHN), デンマーク(DEN),
オーストラリア(AUS), ブラジル(BRA)。さらにカール・グンツェル氏(SUI)、ハーマン・ブルナー氏(CRC)、キ
ャルタン・スタインバッハ氏(ISL)、Dr.ジィス・ランゲヴールト(NED)は名誉メンバーとなった。
引退するレイモンド・ハーン氏(FRA)には特別表彰が行われた。専務理事として1988年からIHFの命運決定に貢献
してきた同氏は、各国代表の大いなる承認とともに名誉専務理事に任命された。